日本語文法を基礎から解説。構造と基本ルールまとめ

この記事では、日本語文法がどう成り立っているのか、その構造について基礎からわかりやすくまとめました。

全体像を把握するとより理解が深まりますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

日本語文法とは

日本語文法とは、日本語で文章を書くときのルールのこと。「文」「法」則と書く通り、日本語の文章を成り立たせる基礎がまとまっています。日本では義務教育の国語の授業でかならず習いますが、隅々まで覚えている大人は少ないのではないでしょうか。

もちろん、細かい部分まで覚えていなくても文章は書けます。しかし日本語文法を正しく理解しておくと、より読み手にとってわかりやすく、読みやすい文章を書く材料になります。

例えばビジネスメール、業務マニュアル、チャット、あるいは愛するパートナーへの手紙 etc… 。文章と社会生活は、切っても切り離せないほど絡まり合っています。

文章は「読み手を動かすため」に書くものです。ぜひ読み手にとってわかりやすく、読みやすい文章を届けられるように、あらためて日本語文法をおさらいしてみて下さい。

日本語文法の構造

日本語文法は、下記画像のように体系化されています。

この表の通り「言葉の単位」「品詞」「文の成分」の3つの要素がお互いに関係しあって、日本語が成り立っていると捉えて下さい。

これら3つの要素が土台になり、そこに日本語ならではの表現として「敬語」が乗っかってきます。そしてそれら日本語を装飾するための「区切り符号」があります。

これら日本語文法を構成する要素を、基礎からわかりやすく解説していきます。

日本語文法の基礎まとめ

日本語文法を語る上で、押さえておきたい基礎は5項目です。

  1. 言葉の単位|文章を構成する概念
  2. 品詞|言葉の細かいパーツ
  3. 文の成分|言葉に意味を持たせたもの
  4. 敬語|日本語文章を彩るもの
  5. 区切り符号|文章を読みやすく整えるもの

これらを順番におさらいしていきましょう。

1. まずは「言葉の単位」を押さえておこう

日本語文法には「言葉の単位」という概念があります。これは「文章・段落・文・文節・単語」に分けられる、文章を構成する要素のこと。

単語」が集まって「文節」に。「文節」が集まって「」に。「文」が集まって「段落」に。「段落」が集まって、コンテンツとして成り立つ「文章」になります。

「言葉の単位」の構造を理解しておくと、日本語の文章を読解するときにも、もちろん文章を書くときにも、あるいは人に説明するときにも役立ちます。

2. 日本語のパーツになる「品詞」を理解しよう

次に「品詞」を押さえておきましょう。品詞とは、プラモデルで言えば一つ一つのパーツのようなもの。たくさんの品詞を組み合わせて並べることで、文章を作っていきます。

日本語文法では、全部で10の品詞が存在します。

  • 名詞(私、犬、山田、あれ、など)
  • 動詞(走る、書く、等)
  • 形容詞(白い、寒い、等)
  • 形容動詞(綺麗だ、穏やかだ、等)
  • 連体詞(大きな、ある、いわゆる、等)
  • 副詞(決して、かなり、キラキラと、等)
  • 接続詞(しかし、だが、けれど、等)
  • 感動詞(ああ、もしもし、こんにちは、等)
  • 助詞(は、が、を、等)
  • 助動詞(だ、です、ます、等)

さきほど解説した「言葉の単位」で言えば、「単語」がすべて何らかの「品詞」にあたります。つまり「品詞」は、文を構成する最小単位の言葉ですね。

なお一部の品詞は「体言」と「用言」とも呼ばれます。このグループ分けは簡単で、体言は「名詞」を指し、用言は「動詞・形容詞・形容動詞」を指します。

そんな品詞ですが、理解しておくと文章を書くうえで「この言葉はなくてもいいな」「この言葉が悪さをして、文章を読みにくくしているんだな」と、細かい部分で言葉を選びやすくなります。

日本語文法を理解する上で、避けて通れないのが「品詞」です。

3. 「文の成分」で、言葉に意味を持たせよう

文章を書くとき、意図した通りの意味で読者に伝えるために大切なのが「文の成分」です。文の成分とは、先ほどお伝えした「品詞」に「意味や方向性」を付け足したものです。

下記6種類の文の成分を押さえておきましょう。

  • 主語:その文における主役
  • 述語:その文の要点、結局伝えたいこと
  • 修飾語:言葉をより詳しく説明する言葉
  • 接続語:文と文をつなげる言葉
  • 独立語:感動や挨拶を表現する言葉
  • 主題:その文のテーマ

例えば「僕は」という主語は、品詞でいえば「僕」という名詞「は」という助詞が組み合わさってできています。もし助詞の「は」「が」に変えて「僕が」にすると、それだけで意味が変わってくるため、正しく意味を伝えるためには文の成分を理解しておく必要があります。

これは余談ですが、現代の一般的な日本語文法において、文の成分の分け方に100%の正解はありません。

時代によっては「補語」や「目的語」を含めると教わっている方もいますし、研究者によっては「日本語文法では主語という考え方を廃止した方が良い」と考える派閥もあるくらいです。

当サイトでは便宜上「主語、述語、修飾語、接続語、独立語」の5つを基本的な文の成分として扱いつつも、そこに「主題」が加わって文を構成していると定義しています。

4. 日本語ならではの「敬語」で、文章を彩ろう

また日本語文法とは切っても切り離せないのが「敬語」です。敬語とは、相手(行為者)に対して敬意をあらわすための日本語表現の総称で、日本独特の文化です。

敬語を分類すると「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」の3つに分けられ、これらを組み合わせて「敬語」として使われます。

  • 丁寧語:丁寧に表現して読み手(聞き手)に敬意をあらわす表現
  • 尊敬語:相手(行為者)に対して敬意をあらわす表現
  • 謙譲語:相手を立てるために「自分を下げる」ようなニュアンスをあらわす表現

文章を書くとき、敬語抜きで執筆する機会はさほど多くありません。ごく親しい相手への手紙やメール・LINEでのやり取り、あとは小説や漫画などの物語くらいでしょうか。

多くの日本語文章は、敬語によって彩られています。

5. 区切り符号で、日本語文章を読みやすく整えよう

最後に「区切り符号」も忘れてはなりません。

区切り符号とは、文章を読みやすくするために装飾する記号のこと。どれだけ正しい日本語文法を使って書かれた文章でも、区切り符号がおろそかになれば、途端に読みにくくなってしまいます。

日本語文法で主に使われる区切り符号には、下記の種類があります。

区切り符号も適切に使えるようになって、初めて良い文章を書けるようになります。

まとめ

日本語文法を学ぶ上では「言葉の単位」「品詞」「文の成分」「敬語」「区切り符号」の5項目が大切です。

日本語文法の構造を知っておくと、普段文章を書くときに少しスムーズになるはずです。ぜひおさらいしていただき、読みやすくわかりやすい文章を書いていきましょう。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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