修飾語とは|日本語文法における修飾語の種類と使い方

今回は日本語文法における「修飾語」について解説します。

修飾語の意味や種類、使い方を例文を用いながらわかりやすくご紹介しますので、ぜひこの機会におさらいしていって下さい。

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たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

修飾語とは

修飾語とは

修飾語とは、他の言葉の「状態」や「状況」を詳しく説明するために添える言葉のこと。文章で伝えたいことを、よりわかりやすくするために用いられる、文の成分の一つです。

例文として、修飾語の使われている文章を用意しました。以下の通りです。

「私は(綺麗な)絵を描きたい」
「この詩は、(とても)素敵だ」
「空が(カラッと)晴れている」

上記の文章では「綺麗な、とても、カラッと」「修飾語」の役割を担っています。

また修飾語がかざりつけている「絵、素敵、晴れている」の言葉は、修飾されているということで「被修飾語」と呼ばれます。

主語と述語だけでも最低限の意味は通じますが、より状況をわかりやすく伝えるために、上手に修飾語を使っていきましょう。

まずは5つの用途別に、修飾語の例を解説していきます。

  • 「加減」をあらわす修飾語
  • 「場所」をあらわす修飾語
  • 「評価」をあらわす修飾語
  • 「対象」をあらわす修飾語
  • 「時間」をあらわす修飾語

「加減」をあらわす修飾語

日常生活でもよく使われるのが「加減」をあらわす修飾語。「どのくらい」を表現する言葉です。

彼は すごく かっこいい
私は 少し 臆病だ

上記の文では「すごく」「少し」が修飾語になります。

どのくらいかっこいいのか、どのくらい臆病なのか、といったように「加減」を表現する言葉ですね。

そのほかの用語例

かなり、めちゃくちゃ、だいぶ、割と、まったく、わずかに、等の副詞

「場所」をあらわす修飾語

「場所」をあらわす修飾語は「どこから・どこに・どこへ」を表現する言葉です。

私は 家に 帰る
私は 家から 出る

上記の文では「家に」「家から」が修飾語になります。

どこに帰るのか、どこから出るのか、といったように「場所」を示す言葉ですね。

そのほかの用語例

外、教室、学校、ジム、職場、会社、等の場所を表す名詞全般

「評価」をあらわす修飾語

「評価」をあらわす修飾語は「どんな」を表現する言葉です。

昨日は 良い 休日だった
これは そこそこの 品物だ

上記の文では「良い」「そこそこの」が修飾語になります。

どんな休日だったのか、どんな品物なのか、といったように「評価」を示す言葉ですね。

そのほかの用語例

悪い、それなりの、高級な、評価に値する、高い、安い、等の形容詞形容動詞

「対象」をあらわす修飾語

「対象」をあらわす修飾語は「何を、何が、何に」を表現する言葉です。

私は 文章を 書く
私は 文章が 好きだ

上記の文では「文章を」「文章が」が修飾語になります。

何を書くのか、何が好きなのか、といったように「対象」を示す言葉ですね。

そのほかの用語例

スポーツ、学校、掃除、テレビ、YouTubeなど、名詞全般

「時間」をあらわす修飾語

「時間」をあらわす修飾語は「いつ」を表現する言葉です。

彼が 明日 帰ってくる
私は 2000年に 生まれた

上記の文では「明日」「2000年に」が修飾語になります。

いつ帰ってくるのか、いつ生まれたのか、といったように「時間」を示す言葉ですね。

そのほかの用語例

昨日、明後日、3日前、30年後、30分前、等の名詞

修飾語の種類

修飾語の種類

また修飾語は、大きく二つの種類に分けられます。

  • 修飾語|言(名詞)を修飾する言葉
  • 修飾語|言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する言葉

修飾語そのものではなく「どんな言葉を修飾するのか」によって変わります。

覚えておかなければ文章が書けないわけではありませんが、一応知識として知っておきましょう。

連体修飾語

連体修飾語とは、体言を修飾する言葉のこと。「体」言だから連「体」と覚えるとわかりやすいですね。

体言とは「名詞」を指す言葉ですので、連体修飾語を使うと以下のような文章になります。

綺麗な 絵
最高の 贈り物

連体修飾語は、その言葉が「どんなものなのか」を詳しく説明する用途で使われます。

連用修飾語

連用修飾語とは、用言を修飾する言葉のこと。「用」言だから連「用」と覚えるとわかりやすいですね。

用言とは「動詞形容詞形容動詞」を指す言葉ですので、連用修飾語を使うと以下のような文章になります。

とても 綺麗だ(形容動詞)
通学路を 歩く(動詞)
昨日より 優しい(形容詞)

連用修飾語は、その文章に「どんな、どこを、いつ」という情報を追加する用途で使われます。

修飾語の上手な使い方

修飾語の上手な使い方

次に、修飾語の上手な使い方について解説していきます。

修飾語をどう使えば文章を読みやすくできるのか、よりわかりやすく伝えられるのか、という実践的な部分を理解しておきましょう。

修飾語と被修飾語は、すぐ近くに置く

修飾語と被修飾語は、すぐ近くにおきましょう。これはわかりやすい文章を書く上で、かならず守るべきセオリーです。

例えば下記の文章をご覧ください。

とても上手に 彼は 絵を描く

上記文の場合「とても上手に」は「絵を描く」を修飾しているのですが、間に主語である「彼は」が入ることで、とてもわかりにくい文章になっています。

そこで、このように改修します。

彼は とても上手に 絵を描く

セオリー通り、修飾語と被修飾語は近づけましょう。Webライティングの現場においても、初心者ライターに記事全体を通した修正をお願いすることのある内容です。

入れ子構造を意識する

文の中に修飾語がいくつ入ろうとも、述語以外の言葉はすべて「述語」に掛かることになります。

文を「入れ子構造」のように考えると文章が迷子になりづらいので、考え方を覚えておいて下さい。

まずは下記の文をご覧ください。

私は 昨日、 八百屋で すごく大きなトマトを たくさん 買った

  • 私は→買った(主語と述語の関係)
  • 昨日→買った(「時間」の修飾語)
  • 八百屋で→買った(「場所」の修飾語)
  • すごく大きなトマトを→買った(「対象」の修飾語)
  • たくさん→買った(「加減」の修飾語)

このように、述語以外の言葉はすべて述語に掛かります
(主語の「私は」は修飾語ではありませんが、述語に掛かるという意味で今回は同列に扱います)

ここで気になるのが「すごく大きなトマトを」という言葉ですね。

これを単語単位に分解すると、

  • すごく→大きな(「大きな」に対する、加減の修飾語)
  • すごく大きな→トマトを(「トマトを」に対する、評価の修飾語)
  • すごく大きなトマトを→買った(「買った」に対する、対象の修飾語)

こんな構造になっており、どの言葉も最終的には、その文の述語に掛かるような言葉にまでグルーピングできるのです。

このように「述語以外のすべての言葉は述語に掛かる」と覚えておけば、修飾語をつかった根本的な文法ミスを回避できるでしょう。

同じ意味の修飾語は、一文で2つ以上使わない

基本的に、同じ意味の修飾語は一文につき1つだけ使うようにしましょう。

ここでいう「意味」とは、最初の章で解説した「加減」「対象」「評価」「場所」「時間」の5種類のジャンルのことです。

例として「加減」の修飾語をたくさん使った文章を書いてみました。以下の通りです。

僕は昨日、すごく半端なくびっくりするほどトップクラスに甘いリンゴを食べた。

これは大袈裟な例になりますが、下記の文で十分です。

僕は昨日、すごく甘いリンゴを食べた

そもそも文法的に成り立たなくなることもありますので「同じジャンルの修飾語は一文に1つが基本」と覚えておきましょう。

まとめ

修飾語は、わかりやすい文章を書くためのツールです。ぜひうまく使っていきましょう。

しかしあまりにたくさん詰め込んでしまったり、入れる場所を間違えたりすると、逆にわかりにくい文になってしまう可能性もあります。

特にお仕事で文章を書く場合は、正しく使えるように練習しておいて下さい。

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ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

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