敬語とは|日本語文法における敬語の種類と用法

当記事では、日本語文法における「敬語」について解説していきます。

敬語の意味や種類、用法などをわかりやすくご紹介しますので、ぜひおさらいしていって下さい。

なお当記事の内容は、文化庁『敬語の指針』を参考に執筆しております。

目次

\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

敬語とは

敬語とは、相手(行為者)に対して敬意をあらわすための日本語表現の総称。

敬語を分類すると「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」の3つに分けられ、これらを組み合わせて「敬語」として使われます。

例文を用意しました。

  • 拝見します。
  • 明日のスケジュールはこちらです。
  • お客様がいらっしゃる。

例えば「拝見します」という短い言葉の中でも「拝見する」という謙譲語と「ます」という丁寧語が組み合わさっています。

うまく組み合わせて使えるようになっておきましょう。

敬語を使うシーン

敬語は「相互尊重」の考え方をもとに、その場の人間関係やシチュエーションに応じて使うものです。

そもそも敬語表現は、あくまで自己表現の一つとして使用すべきだと考えられており、当サイトとしても同じ意見を持っています。

敬語は,その場の人間関係や場の状況に対する気持ちの在り方を表現するものである。

出典:文化庁『敬語の指針

要するに「この人には使いたいから使う、この人には使いたくないから使わない」といった固定的な考えで使用するものではなく、自分がその場をどう捉えているか表現し、コミュニケーションを円滑にするために用いるべきものです。

これはもちろん、文章執筆の現場でも同じです。

仕事として文章を納品する場合はもちろん、ビジネスメールやオウンドメディアの記事などでも「その場や、伝える相手(読者)に対して適切な敬語表現」を使うことを心がけていきましょう。

敬語の種類と用法

敬語は「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」の3種類に分類されます。

各敬語表現の特徴や用法をご紹介していきますので、ぜひおさらいしておいて下さい。

丁寧語

丁寧語とは、丁寧に表現して読み手(聞き手)に敬意をあらわす文章表現のこと。

その種類は、大きく3つに分けられます。

特定の動詞を使った丁寧語

動詞の「ございます」「ください」を使った文は「丁寧語」になります。
「ありがとうございます」「ご覧ください」など。

特定の助動詞を使った丁寧語

助動詞の「です」「ます」や、その活用形を語尾に使った文は「丁寧語」になります。
「恐縮です」「お待ちくださいませ」など。

美化語

丁寧にあらわしたい言葉に「お」や「ご」をつける。
「お米」「ご飯」「お花」など。

また丁寧語については、敬う対象がどうというよりも「言葉自体を丁寧に表現する」という目的で使われる文法表現です。

尊敬語や謙譲語を飾り付けるようなニュアンスの言葉だと捉えておくと良いでしょう。

詳しくは下記の記事も参考にしてください。

尊敬語

尊敬語とは、相手(行為者)に対して敬意をあらわす日本語表現のこと。

尊敬語には「特定形」と「一般形」の2種類があります。

特定形の尊敬語

元の言葉から、大きく言い回しが変わる謙譲語。
「おっしゃる(=言う)」「いらっしゃる(=行く、来る)」など。

一般形の尊敬語

元の言葉に「お」や「ご」をつけて表現する謙譲語。
「お客様」「ご住所」「ご不在」など。

またこれら尊敬語は「敬う対象の行動」に対して使います。例えば自分や身内の行動について使うと、自分たちを上げるようなニュアンスになってしまいますので、相手にとって失礼に当たります。

下記の記事もあわせて参考にして下さい。

謙譲語

謙譲語とは、相手を立てるために「自分を下げる」ようなニュアンスをあらわす日本語表現のこと。

謙譲語には「特定形」と「一般形」の2種類があります。

特定形の謙譲語

元の言葉から、大きく言い回しが変わる謙譲語。
「申し上げる(=言う)」「存じ上げる(知る)」など。

一般形の謙譲語

元の言葉に「お」や「ご」をつけて表現する謙譲語。
「ご連絡」「お返事」「お電話」など。

またこれら謙譲語は「自分や身内の行動」に対して使います。第三者の行動について使うと、その方を下げることになって失礼に当たります。

下記の記事もあわせて参考にして下さい。

二重敬語に注意

また敬語を使うときには、ぜひ二重敬語にも注意して下さい。

二重敬語とは、同じ種類の敬語を同じ言葉に対して重ねて使っている日本語表現のこと。人によっては「失礼だ」と感じることがある表現ですので、できるだけ避けるべきだとされています。

二重敬語を使うと、以下のような文になります。

  • お読みになられる
  • おっしゃられたように
  • ご連絡させていただきます
  • 喜んでお受けさせていただきます

これらは全て二重敬語です。

下記の記事では「二重敬語」の細かいルールや、勘違いしがちな「敬語連結」との違いについても解説していますので、自信のない方はおさらいしておいて下さい。

まとめ

敬語は相手に敬意をあらわしたり、コミュニケーションを円滑にしたりする素敵な日本語表現です。

尊敬語、謙譲語、丁寧語ともに特徴を理解して、正しく使えるようになっておきましょう。

下記の記事では「良い文章を書くコツ」を他にも色々とご紹介していますので、あわせて参考にしてみて下さい。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

目次
閉じる