当記事では日本語文法における「独立語」について解説します。
独立語には5つの種類がありますから、それぞれ用法と具体例をわかりやすくご紹介します。この機会に、ぜひおさらいしていって下さい。
また日本語文法の全体像は下記の記事で解説していますから、独立語だけでなく全体的におさらいしたい方は、併せて参考にしてください。
独立語とは
独立語とは、文の中で完全に独立している言葉のこと。文の成分のうちの一つです。
「ああ」「こんにちは」「やった!」
などが独立語の一例で、文章を彩るアクセントになる言葉です。
また独立語は、品詞で言えば「感動詞」にあたる言葉です。文の成分の話をするときは「独立語」として、単語の種類の話をするなら「感動詞」として取り扱いましょう。
独立語の種類と用法
独立語は、大きく5つの種類に分けられます。
それぞれ文例や単語例を用いながら解説しますので、一通りおさらいしていって下さい。
1. 感情表現の独立語
驚きや喜び、悲しみ、疑問などの感動をあらわす際に、独立語が用いられます。
上記のように、独立語のあとに通常の文が続くような構成になります。
まあ、やった、わあ、やれやれ、えっ、おお、等
2. 呼びかけの独立語
誰かに呼びかけるときにも、独立語が用いられます。
上記のように、独立語のあとに問いかける文が続く構成になります。
ねえ、もしもし、さあ、どれ、やあ、等
3. クッション言葉の独立語
話し始めるときのクッションのような役割を果たす独立語もあります。
上記のように、独立語のあとに会話文が続くような構成になります。
そうそう、そういえば、なるほど、あー、等
4. 応答の独立語
問いかけや呼びかけに対して返事を返すときにも、独立語が用いられます。
上記のように、独立語に続けて問いに対する返答を書くような文章構成になります。
うん、ええ、はい、いえ、等
5. あいさつの独立語
あいさつも、独立語の一つです。
もちろん、あいさつの独立語が単体で使われることもあります。
こんにちは、こんばんは、どうも、さようなら、等
まとめ
独立語は、文章を彩る素敵な言葉です。
上手く組み合わせて、読みやすく、わかりやすい文章を書いていきましょう。