日本語の感動詞とは?5つの用法と具体例を解説

当記事では日本語文法における「感動詞」について解説します。

感動詞には、5つの用法があります。それぞれ具体例を用いてわかりやすくご紹介しますので、ぜひこの機会におさらいしていって下さい。

また日本語文法の全体像は下記の記事で解説していますから、感動詞だけでなく全体的におさらいしたい方は、併せて参考にしてください。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

感動詞とは

感動詞は「呼びかけ」や「感動」「あいさつ」などを表す言葉。独立語としてだけ使われる自立語で、活用のない品詞です。

「ああ」「もしもし」「こんにちは」「いいえ」など。

主に文頭で用いられる、文のアクセントになるような言葉です。

感動詞の用法

感動詞は、独立語としてのみ用いられる言葉です。

5つの用法がありますので、それぞれ具体例とともに解説していきます。

1. 感情表現

驚きや喜び、悲しみ、疑問などの感動をあらわす際に、感動詞が用いられます。

「まあ」、なんて綺麗な子なんでしょう
「やった」、成功した!

上記のように、感動詞のあとに通常の文が続くような構成になります。

感情表現の感動詞例

まあ、やった、わあ、やれやれ、えっ、おお、等

2. 呼びかけ

誰かに呼びかけるときにも、感動詞が用いられます。

「ねえ」、一緒に行かない?
「もしもし」、ちょっと宜しいですか?

上記のように、感動詞のあとに問いかける文が続く構成になります。

呼びかけの感動詞例

ねえ、もしもし、さあ、どれ、やあ、等

3. クッション言葉

話し始めるときのクッションのような役割を果たす感動詞もあります。

「そうそう」、あの漫画読んだ?
「そういえば」、そんなことも言ってたね

上記のように、感動詞のあとに会話文が続くような構成になります。

クッション言葉の感動詞例

そうそう、そういえば、なるほど、あー、等

4. 応答

問いかけや呼びかけに対して返事を返すときにも、感動詞が用いられます。

「うん」、私はそれで良いよ。
「いえ」、それは承認できません。

上記のように、感動詞に続けて問いに対する返答を書くような文章構成になります。

応答の感動詞例

うん、ええ、はい、いえ、等

5. あいさつ

あいさつも、感動詞の一つです。

「こんにちは」、良い天気ですね。
「どうも」、また来週。

もちろん、あいさつの感動詞が単体で使われることもあります。

あいさつの感動詞例

こんにちは、こんばんは、どうも、さようなら、等

まとめ

感動詞は、文章を彩る素敵な言葉です。

上手く組み合わせて、読みやすく、わかりやすい文章を書いていきましょう。

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