段落とは?意味段落と形式段落の意味、改行との使い分け方

当記事では日本語文法における「段落」について解説します。

「段落」という言葉が指す意味や見分け方、種類などを解説していきますので、ぜひおさらいしていって下さい。

また日本語文法の全体像は下記の記事で解説していますから、段落についてだけでなく全体的におさらいしたい方は、併せて参考にしてください。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

段落とは

段落とは、一つあるいは複数の文が集まって構成されている、文のまとまりのことを指します。

そんな段落には「形式段落」「意味段落」の二つの概念があります。

  • 形式段落:1マス下げて形式的に段落にしているまとまり
  • 意味段落:テーマや意味でまとめて段落にしているまとまり
意味段落と形式段落の違い

形式段落とは

形式段落とは、文の始まりを形式的に1マス下げることで「段落」とした文のまとまりを指す言葉です。

Webの文書ではあまり見られませんが、縦書きであれば国語の教科書や参考書。横書きであれば研究論文などでは、文の始まりを形式的に1マス下げる形がよく見られます。

特に何も難しくなく、頭が1マス空いた文から、次に1マス空いた文がくるまでの文のまとまりを「形式段落」と呼びます。

意味段落とは

意味段落とは、同じテーマや意味を持つ文をまとめて「段落」としている文のまとまりを指す言葉です。

「ひと段落つく」という慣用句もあるように、話題が変わるときに段落を分けるように使うのがポイントですね。

わかりやすいのは、PREP法で書かれた文章です。「結論・理由・具体例・結論」それぞれの文章を段落で分けて構成すると、まとまりのよい文書になります。

形式段落と意味段落はまったく別判定の概念ですので、たとえば「2つの連続する形式段落」で同じ話題が続いているなら、それらをまとめて「意味段落」として取り扱うこともあります。

段落分けと改行の違いと使い分け方

段落分けと改行では、その意味や役割が変わってきます。上手に使い分けていきましょう。

  • 段落分け:文のまとまりを分かりやすく区切ること
  • 改行:行を変えて文を区切ること

段落分けとは

段落分けとは、文と文の間に余白を設けることで、文同士の区切りをわかりやすくする装飾テクニックです。いくつかの文ごとに段落分けをすることもあれば、一文ごとに段落分けをすることもあり、はっきりとしたルールはありません。

ちなみに↑には少し余白がありますよね。これが「段落分け」です。話題が変わったので段落分けをしました。

段落分けは、主に章の中にある「意味段落」ごとの区切りがわかりやすくなるように、話題が変わるときに使われます。

改行とは

改行とは、文同士の余白をあまり開けず、しかし区切りをつけるときに使われる装飾です。
この文と上の文の間はあまり余白が空いていないと思いますが、これが「改行」です。

段落の中でも細かく意味が分かれるタイミングで使われたり、書き手が「読みやすく整理したい」と感じたタイミングで使われますが、あまり決まったルールはありません。
いくつかの「改行」された文をまとめて「段落」とすることもありますし、改行をまったく使わず「段落」だけで装飾することもあります。

※余談ですが、ブログやWebメディアの運営でよく使われるWordPressでは「エンター」を押すと段落分け。「シフト+エンター」を押すと改行の操作になります。

段落をうまく活用するための考え方

段落を上手に活用していくための考え方について解説します。

自然と実践していることも多いと思いますが、一通り知っておいて下さい。

文章全体で、段落分けと改行の役割を明確にする

「どこで段落を分けて、どこで改行するのか」というルールを、文章全体の中で統一しておくことをおすすめします。

書き手やメディアによっては、章ごとの大きな段落で文章を構成していくこともあれば、章の中でも細かく段落を分けていくこともあります。

また頻繁に改行する場合もあれば、ほとんど使わないこともあります。

(ちなみに当サイトは、章の中でも細かく段落を分けていき、改行はほぼ使わないタイプです)

どれが正解というわけでもありませんが、その文章の中、あるいはメディアの中でのルールは統一しておくと良いでしょう。これは「トンマナ」と呼ばれるルールの一環にもなります。

文章の最初の段落では、主旨を示す

その文章の中にある最初の段落では、文章全体の主旨を示すようにしましょう。

もちろん小説などの物語であれば別ですが、一般的なWebの文章では、PREP法に則り「結論(主旨)→理由→具体例→再結論」の流れになるように書かれることがほとんどです。

あるいはセールスページでは「AIDCASの法則」「AIDMAの法則」で書かれることもありますが、どんなフレームワークでも、最初の段落ではその文章の主旨が示されます。

「読み手」にとってわかりやすい順序で、段落を整理していくと良いでしょう。

話題が落ち着くごとに段落を分ける

段落に関する明確な基準がない場合、まずは「話題が落ち着くごとに段落を分ける」と覚えておくと良いでしょう。あえて「意味段落」を作っていくということです。

ずっと文章が続くと読み飽きてしまいますので、言いたいことがひと段落するたびに段落を分けていくことで、読み手からしても新鮮な気持ちで次の文を読み始められます。

ここでも基本的には「読み手が読みやすいように」という視点で、段落分けを考えていきましょう。

段落以外の言葉の単位

次にもう少し大枠で見て「文章」を構成する「言葉の単位」について解説しておきます。

「段落」はあくまで言葉の単位のうちの一つですので、他の単位も併せて知っておいて下さい。

単語

単語とは、文章を構成するなかで最小単位の言葉のこと。文法的にいえば「自立語」あるいは「付属語」単体を指します。

例えば「今日は月が綺麗」という文の中では「今日」「は」「月」「が」「綺麗」という言葉を、それぞれ単語として扱います。

文節

文節とは単語単体、あるいはいくつかの単語で構成された、意味が通じる最小単位の言葉のこと。文法的に言えば、自立語と付属語で構成された言葉です。

例えば「私は|2年前から|ずっと|文章の|勉強を|している」という文では「|」で区切った言葉が文節の区切りになります。

「文」とは、句点(。)から句点までで構成される言葉の集まりのこと。最低限「独立語」だけ、あるいは「(主語+)述語」があれば成り立ちます。

例えば「明日は晴れると良いな」というような、メッセージを持つ言葉の集まりが「文」として扱われます。

文章

文章とは、いくつかの段落が集まって構成されている、一つのコンテンツとして成り立っているもの。

当サイトでは「文章は、読み手を動かすために書くものである」と定義づけて解説しています。

まとめ

段落は、いくつかの文で構成されたブロックのことです。

普段書くときに毎回意識するというよりも、人に説明するときに正しい意味で使えるようにしておきましょう。

文章に関する基礎知識としては「文の成分」に関しても知っておいて損はありませんので、よろしければ併せておさらいしておいて下さい。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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