PREP法とは|日本語文章におけるPREP法のメリットや具体例

今回は日本語文章における「PREP法」について解説していきます。

PREP法はWebライティングやビジネスメール、マニュアル作成など様々なシーンで役立つ文章術です。

PREP法の意味やメリット、用法を具体例を用いてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

PREP法とは

PREP法とは「結論・理由・具体例・再結論」の順番で書く文章術のこと。Webサイトやブログ記事、ビジネスメール、業務マニュアルなど、様々な場面で用いられます。

ちなみにPREP法というネーミングは、各項目を英語で表した際の頭文字からきています。

  • 結論(Point)
  • 理由(Reason)
  • 具体例(Example)
  • 再結論(Point)

頭文字を並べると「PREP」になります。なお読み方としては「プレップ」と呼ばれることがほとんどです。

PREP法の例文

「象の鼻」をテーマに、PREP法の例文を用意してみました。要するにこういった文章が、PREP法で書かれたものです。

例文

【結論】象の鼻が長いのは、なぜなのかご存知でしょうか?実はこれには「食糧事情」が大きく関係しています。

【理由】象はもともと鼻の短い生き物だったのですが、体が大きく進化するにつれて口だけでは食べ物や飲み物を満足に取れなくなったことで、どんどん鼻の長い個体が増えていったのだと言われています。現代の象は鼻の中に10リットル以上もの水を蓄えられる仕様になっており、効率を重視した進化だというわけです。

【具体例】例えば人間は、川に水を直接つけて飲むところから、手を使うことを覚え、コップを作ることを考えました。それと同じように、象は自らの体を便利に進化させてきたのです。

【再結論】要するに「食べにくいから進化しよう」ということで、今の鼻の長い象になったというわけです。

PREP法が適しているシーン

PREP法を用いるのに適したシーンは、以下のような「伝えること」に焦点をおいた書類を書くときです。

  • Webコンテンツ
  • ブログ記事
  • 業務マニュアル
  • ビジネスメール
  • メモ書き

反対に「小説」「物語」などは「起承転結」の順番で書くと良いとされており、PREP法は適しません。

あくまで必要なシーンで用いるようにしましょう。

PREP法を用いるメリット

PREP法を用いると、文章を執筆する上で多くのメリットが得られます。3つに整理しましたので、まずはPREP法を使うべき理由を理解しておいてください。

読者から見て理解しやすい文章になる

PREP法を用いることで、要するに「結論ファースト」の文章になり、読者にとって理解しやすくなります。

何ごとも結論(あるいは物事の全体像)を先に知っておいたほうが、理由や詳細についても理解しやすくなるというのは、経験があるのではないでしょうか。

例えばWebコンテンツにおいて、読者は決して文章を読みたいのではなく「何かの問題を解決したい」と思って訪れます。そんな人に物事の背景や理由から伝えていると「まどろっこしい」と思われ、離脱されてしまうというわけですね。

PREP法を用いて結論から順序よく説明することで、よりスピーディに理解してもらいやすい文章に仕上げられるでしょう。

伝えるべき内容が自然と整理される

PREP法を用いて文章を書く場合、自然と「結局何をどう伝えたいんだろう」と整理されることになります。

しかしPREP法を意識せずになんとなく書き始めると、やはり伝えたいことがあちらにいったり、こちらにいったりフラフラして、結局何が言いたかったのかわからない文章になることも少なくありません。

書くべき要点を自然と整理できるのも、PREP法を用いて文章を書く大きなメリットの一つです。

筆者に基礎的な文章力があることを相手に伝えられる

文章を生業にしている人間からすると、その文章をパッと見るだけで「筆者の文章力の有無」はすぐにわかります。

そこでは細かい文法がどうというよりも、結論ファーストになっていたり、根拠が示されていたりといった文章構成力が焦点になることがほとんど。

実際にライターのテストライティングを行う際にも、自然にPREP法が扱える人材なのかどうかはよくチェックします(綺麗にPREP法で書けるライターは、意外と多くありません)

PREP法を習得しているだけで、一定の文章力がある人材だと判断してもらえるのもメリットです。

PREP法の具体的な用法

それでは、実際にPREP法で文章を書くテクニックについて解説していきます。

  1. 結論
  2. 理由
  3. 具体例
  4. 再結論

上記、PREP法にて書く順番の通りに、少し細かくポイントを押さえながら見ていきましょう。

1. 結論(Point)の書き方

最初の「結論」パートでは、その文章のお題目を示します。もう少し言えば「読者がその文章を読むメリット」を伝えるパートとして取り扱うと良いでしょう。

「その文章を読めば結局何がわかるのか」ということが伝わる文を最初におくことで、読者からすると文章を読み進める心構えができるのです。

例えば「象」に関する話をするとき、最初の一文で

象の鼻が長いのは、なぜなのかご存知でしょうか?

としておくと「ああ、象の話が始まるんだな」と伝わり、読者側からすれば読む準備が完了します。

しかし、

動物園には様々な動物がいますよね。私は動物園が好きで、子供の頃はよく親父に連れて行ってもらったものです。

などとかなり前段階から話し始めると「一体何を聞かされるんだ?」と、読者がダレてしまいます。

よく「校長先生の話が長い」と言われるのは、結局学生から見て「自分にとってメリットのある話が聞けると思えない」から。

それと同じように、文章においても最初に「読むメリット」として結論を示すのがベターです。

2. 理由(Reason)の書き方

次の「理由」のパートでは、最初に示したお題目の根拠や理由について伝えます。

ここは実は文章力(あるいは構成力)の見せ所で「何に対する理由や根拠」を伝えるのか整理できていないと、チグハグな文章になってしまう場合が少なくありません。文章に説得力を持たせるためのパートですので、よく考えて書きましょう。

例えば「象の鼻が長い」という話題においては「象の鼻が長くなった理由」「象の鼻が長くなった背景」などを話すとしっくりきそうです。

しかし仮に象の鼻が長いのが共通認識ではなかった場合は、そもそも「象の鼻が長い根拠」を話す必要があるかもしれません。

「何を誰に伝えるのか」によって、理由のパートで伝えるべきことは変わってきます。そこを上手く捉えて、その文章に説得力を持たせるだけの理由や根拠を書きましょう。

3. 具体例(Example)の書き方

「具体例」のパートは、お題目や理由で伝えた内容に関する理解を深めてもらうための要素です。

よって「その読者にとって馴染みのある例」を選ぶという作業が必要になり、それが文章の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。

例えば高校生の男の子にとって馴染みのある例と、30代のサラリーマンにとって馴染みのある例は変わってきます。あるいはその両方に伝えるような対象の広い文章であれば、誰もにわかりやすい具体例を選ぶ必要があるかもしれません。

読者を置いてけぼりにしてしまうと意味がありませんので、あくまで「読者がより理解を深められるように」という視点で、具体例を用意しましょう。

4. 再結論(Point)の書き方

「再結論」のパートは、最後にもう一度結論を伝えることで記憶に残してもらうための要素です。

ここでは結論で伝えたお題目をそのまま伝えるのではなく「要するにこういうことだよ」と総まとめにした内容を書くのがコツ。要約力や、その事柄に対する理解が試される項目です。

象の鼻が長いことやその理由をただもう一度伝えるというよりも「結局こういう話です」とまとめるのが「再結論」のパートです。

前章でも掲載したものですが、総まとめとしてPREP法の例文を以下に用意しました。こちらも参考にしながら、理解を深めていって下さい。

例文

【結論】象の鼻が長いのは、なぜなのかご存知でしょうか?実はこれには「食糧事情」が大きく関係しています。

【理由】象はもともと鼻の短い生き物だったのですが、体が大きく進化するにつれて口だけでは食べ物や飲み物を満足に取れなくなったことで、どんどん鼻の長い個体が増えていったのだと言われています。現代の象は鼻の中に10リットル以上もの水を蓄えられる仕様になっており、効率を重視した進化だというわけです。

【具体例】例えば人間は、川に水を直接つけて飲むところから、手を使うことを覚え、コップを作ることを考えました。それと同じように、象は自らの体を便利に進化させてきたのです。

【再結論】要するに「食べにくいから進化しよう」ということで、今の鼻の長い象になったというわけです。

PREP法を上手に扱うコツ・注意点

それでは、PREP法を使って良い文章を書くコツや注意点について解説していきます。

誰に対して書くのか明確にする

そもそも文章とは、誰かを動かすために書くものです。つまり文章を届ける「誰か」を明確にしておかなければ、良い文章は書けません。

極端に言えば、届ける相手が幼稚園児なのかサラリーマンなのかによって、最初の結論や具体例で伝えるべき事柄が変わってきます。細かい言い回しなども考える必要があるかもしれません。

まずは文章を書くうえで「誰に届けるものなのか」ということは定めておきましょう。

文章に関する基礎的な概念については、下記の記事も参考にしてください。

書くまえに要点を整理する

何かのお題目について文章を書くには、その事柄についてよく理解しておかなければなりません。

事前に要点を整理しておくことで、自分の知識の足りない部分が見つかったり、より詳しく説明すべきポイントが整理できたりと、読者にとってわかりやすい文章を書く準備ができます。

準備せず書き出すと、いくらPREP法を用いても筆が迷ってしまうことは少なくありません。

必ず文章を書く前に「誰に何をどう伝えて、読者にどうして欲しいのか」ということを整理しておきましょう。

文が機械的にならないよう注意する

PREP法で書く場合、機械的な文章にならないよう注意しましょう。

特に初心者の場合は書く順番だけに気を取られて、まるでロボットが書いたような文章になってしまう方が少なくありません。

AはBです。なぜならCだからです。例えばDはEですよね。だからAはBです。

冗談抜きで、上記のような文章をそのまま書いてしまう初心者ライターが多いのです。

文末表現を工夫したり、文の繋がりがスマートになるよう意識したりと、読者が読みやすい文章を書けるよう心がけておきましょう。

まとめ

PREP法は「読者にもっとわかりやすく伝えるため」に用いるべき用法です。

それを忘れず、ただその順番で書くというよりも「どうすればもっと要点が伝わるだろう」と注意しながら書いていきましょう。

下記の記事では「良い文章を書くコツ」を他にも色々とご紹介していますので、あわせて参考にしてみて下さい。

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ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

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