括弧11種類の使い方や意味、大小関係の順番を解説()「」<>【】

当記事では、日本語の原稿執筆における「括弧(カッコ)」の使い方について解説します。

括弧の種類や使い方、使う順番などを分かりやすくご紹介しますので、ぜひ文章執筆の参考にして下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

括弧(カッコ)とは

括弧(カッコ)とは、言葉を囲って使う「くぎり符号」の一種。()「」<>【】などを指し、文を読みやすく、分かりやすくするために用いられます。

会話文で使うカギ括弧、注釈で使う一般的な括弧など、種類ごとにある程度の用途が定められていますので、読み書きの際に間違えないよう一通り理解しておきましょう。

なお文化庁が昭和21年に発表した『くぎり符号の使ひ方』では、縦書きの括弧がベーシックなものとして取り扱われており、横書きの括弧は「ヨコガッコ」と区別されていました。

当記事ではそこは区別せず、同じものとして取り扱っていきます。

全角と半角の違いに注意

今回ご紹介する括弧は、すべて「全角」の符号を指しています。

※クォーテーションマークとダブルクォーテーションマークだけは半角

半角の括弧はまた意味が変わってくる場合がありますので、当記事で取り扱っているのは文章執筆の際に用いる「全角」の括弧の解説だと認識しておいて下さい。

例えば強調を示す「山括弧<>」半角になると、数学やプログラミングで大小をあらわす符号<>として扱われます。

全角と半角が変わっただけで、明確に用途が違う符号になりますので、混同しないよう注意して下さい。

なお半角と全角の括弧が混ざると表記ゆれの原因にもなりますので、文章執筆時にルールが定められていない限り、括弧は「全角」で使うと良いでしょう。

括弧(カッコ)の種類と用法

それでは、括弧の種類と具体的な用法について解説します。

全部で11種類の括弧の用法をご紹介していきますので、ぜひ一通りおさらいしておいて下さい。

11種類の括弧
  • ()小括弧(ショウカッコ)
  • 「」鉤括弧(カギカッコ)
  • 『』二重鉤括弧(ニジュウカギカッコ)
  • 【】隅付き括弧(スミツキカッコ)
  • <>山括弧(ヤマカッコ)
  • 《》二重山括弧(ニジュウヤマカッコ)
  • {}中括弧(チュウカッコ)
  • []大括弧(ダイカッコ)
  • 〔〕亀甲括弧(キッコウカッコ)
  • ‘’クォーテーションマーク
  • “”ダブルクォーテーションマーク

()小括弧(ショウカッコ)

小括弧()は、主に「注釈」をあらわす際に使われるくぎり符号。

「括弧、丸括弧、小括弧、パーレン」などの名称で呼ばれます。

注釈のほかに署名や読み仮名、箇条書きの連番を振る際の装飾などにも使われます。

  • 注釈:(ただし、〜〜に限る)
  • 署名:(山田太郎・著)
  • 読み仮名:括弧(カッコ)
  • 連番:(1)(2)

「」鉤括弧(カギカッコ)

鉤括弧「」は、主に「会話文」をあらわす際に使われるくぎり符号。

「鉤括弧、カギ、ひっかけ」などの名称で呼ばれます。

会話文の他に、言葉を強調する際などにも使われます。

  • 会話文:「そうだよね」
  • 強調:中でも「鉤括弧」は大切だ。

『』二重鉤括弧(ニジュウカギカッコ)

二重鉤括弧『』は、主に「書籍などのタイトル」をあらわす際に使われるくぎり符号。

「二重鉤括弧、二重カギ、二重ひっかけ」などの名称で呼ばれます。

書籍などのタイトルをあらわす際に使われるほか、会話文の中に会話文を入れ込む際にも用いられます。

  • タイトル:『新しい文章力の教室』
  • 会話文:「彼から『あきらめないで』と言われた」

【】隅付き括弧(スミツキカッコ)

墨付き括弧【】は、主に「見出し」などの装飾で用いられるくぎり符号。

「隅付き括弧、カメノコガッコ」などの名称で呼ばれます。

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<>山括弧(ヤマカッコ)

山括弧<>は、主に言葉の「強調」に用いられるくぎり符号。

山括弧、山パーレン」などの名称で呼ばれます。

文中の言葉を強調するほか、見出しの装飾などでも用いられます。

  • 強調:本日は<大安売り>の特売日です。
  • 見出し:<最新>おすすめの冷蔵庫10選

《》二重山括弧(ニジュウヤマカッコ)

二重山括弧《》は、主に言葉の「強調」に用いられるくぎり符号。

「二重山括弧、二重山パーレン」などの名称で呼ばれます。

文中の言葉を強調するほか、見出しの装飾などでも用いられます。

  • 強調:本日は《月に一度》の特売日です。
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{}中括弧(チュウカッコ)

中括弧{}は、主に言葉の「強調」に用いられるくぎり符号。

「中括弧、波括弧、ブレース」などの名称で呼ばれます。

強調に使われるほか、テストの際に空欄をあらわす装飾などにも用いられます。

  • 強調:これは{最新}の情報です。
  • 空欄:私は{  }を買いました。空欄に当てはまる記号を答えなさい。

[]大括弧(ダイカッコ)

大括弧[]は、主に言葉の「強調」に用いられるくぎり符号。

「大括弧、角括弧、ブラケット」などの名称で呼ばれます。

強調に使われるほか、テストの際に空欄をあらわす装飾などにも用いられます。

  • 強調:これは[アメリカ]の最新情報です。
  • 空欄:彼は[  ]に行きました。空欄を埋めなさい。

〔〕亀甲括弧(キッコウカッコ)

亀甲括弧〔〕は、主に言葉の「強調」に用いられるくぎり符号。

「亀甲括弧、ソデガッコ」と呼ばれます。

強調に使われるほか、テストの際に空欄をあらわす装飾などにも用いられます。

  • 強調:文章術の中でも〔修辞法〕は奥が深い。
  • 空欄:最後に〔  〕を食べました。空欄を埋めなさい。

‘’クォーテーションマーク

クォーテーションマーク‘’は、主に「引用」や「強調」に使われるくぎり符号。

「クォーテーションマーク、シングルクォーテーションマーク、引用符」などの名称で呼ばれます。

日本工業規格(JIS)では「引用や強調の際、鉤括弧はつかわずクォーテーションマークを使う」と定められています。しかし一般的な文章執筆では、あまり使われません。

なお英文では主に会話文を示す符号として使われています。

“”ダブルクォーテーションマーク

ダブルクォーテーションマーク‘’は、主に「引用」や「強調」に使われるくぎり符号。

「ダブルクォーテーションマーク、引用符」などの名称で呼ばれます。

クォーテーションマークと同じ用法で用いられますが、大小関係で言えば、ダブルクォーテーションマークの中にクォーテーションマークが入る形になります。

なお英文では、クォーテーションマーク同様に会話文を示す符号として使われています。

括弧(カッコ)の順番、大小関係

次に、括弧を重ねて使う際の順番をご紹介していきます。

鉤括弧の順番

鉤括弧は、通常の鉤括弧「」の中に二重鉤括弧『』を入れ込む順番で使われます。

会話文の中に会話文を入れ込む際に、下記のように使いましょう

「彼から『あきらめないで』と言われた」

小括弧〜大括弧の順番

小括弧〜大括弧は、その名の通り小・中・大と順番通りに使われます。

しかし日本語文章ではあまり重ねて使われることはなく、数学などで使われる用法になります。よってここに限り、半角と数式を例に挙げてご紹介します。

[ a + b * {c – ( d + e)}+f ]

クォーテーションマークの順番

クォーテーションマークは、ダブルの中にシングルを入れる構造で使用されます。

“私は彼から‘無理はするな’と言われている”

Webライティングで括弧を使う際の注意点

ここでは、Webライティングにおいて括弧を用いる際の注意点をご紹介していきます。

括弧と句読点の組み合わせに注意

括弧の内側や前後では、句読点の使い方が少し変わります。

  • 文末に()を使った場合は、句点の位置を検討する
  • 会話文「」の終わりには句点を打たない
  • 括弧の前後には読点を打たない

原稿執筆において、上記のようなルールで書くのが一般的です。

絶対に守らなければならないわけではありませんが、慣例として覚えておきましょう。詳細は句読点について解説した下記の記事も参考にして下さい。

一般的な用法で使う

Webコンテンツにおいて括弧を使用する際は、読み手が理解できるよう、一般的な用法で使用しましょう。

例えば会話文にオリジナリティを出したいからといって【】で囲むようなことをすれば、読者が混乱してしまいます。

それぞれの括弧には主な用途が慣習的に定められていますので、使い方にオリジナリティを出すのは避けて、共通認識のある用法で使って下さい。

あまり多くの括弧を混ぜない

文章を強調する際、あまり多くの種類の括弧を使うと、かなりやかましい文章になってしまいます。

今日は「雨」なので【彼】からもらった<折り畳み傘>を持ち、さらに{長靴}を履いていこうと思う。

上記のような文にしてしまうと、内容に集中できなくなってしまいます。あくまで文を読みやすくする装飾だということを忘れずに、サイトのトンマナを守りながら使っていきましょう。

まとめ

括弧はとても多くの種類があるくぎり符号です。

11種類もの括弧をご紹介してきましたが、実はよく使われる符号は決まっています。

  • 見出し【】
  • 注釈()
  • 会話文、強調「」
  • 書籍タイトル『』

上記4種類さえ適切に使えれば、一通りの文章表現はできてしまいます。

これにプラスして、必要に応じてさまざまな符号を取り入れるような形で使っていきましょう。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

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