Webライターの始め方6ステップ。未経験・初心者向けにゼロから解説

今回はライティング未経験の初心者向けに、Webライターの始め方について解説します。

Webライターは、数ある副業の中でも手っ取り早く始めやすいお仕事です。最近の市場としても、案件はどんどん増えている傾向にあり、駆け出しの初心者でも仕事を獲得しやすい状況になっています。

しかしその分ライバルも多いため、抜きん出て満足に仕事をこなしていくには、学習してスキルアップしていかなければなりません。

そこで当記事では、Webライターの仕事を始める手順や学んでおきたいスキル、ライターとしてのキャリア形成について、現役編集者の視点からまとめました。

これからWebライターの仕事を始めていきたい方は、ぜひお役立てください。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

Webライターとは

Webライターとは、Web上に公開する記事(Webコンテンツ)を執筆する仕事です。

媒体によって執筆ジャンルや記事内容はさまざまですが、「読者の課題解決に向けた記事を書いて、サービスや商品へ集客すること」を目的にしているのが、Webライターの仕事における共通点です。

何らかのビジネスにおける「集客・販売」の部分を担うのが、Webライターの主な役割になります。

未経験・初心者がWebライター副業を始める理由

Webライターは未経験からチャレンジする方がとても多い仕事なのですが、その理由は下記3点です。

  • 1件あたりの仕事のボリュームが比較的軽く、〜1週間で完結する
  • プログラミングなどと違い、日本語さえ書ければ始められる(と思われている)
  • 案件がピンからキリまで無数にある

まとまった時間を取れない人でも気軽に始めやすく、未経験や初心者の方でもレベルに合った案件からステップアップしていけます。

収入を伸ばしていくには努力して実績を積む必要がありますが、Webライターはフリーランスとして仕事を始めるハードルの低い仕事だと言えます。

Webライターの始め方6ステップ

【初心者向け】Webライターの始め方を6ステップで解説

さっそくですが、Webライターの仕事を始める手順を6ステップで解説していきます。

「まずは仕事を始めてみたい」という好奇心旺盛な方は、様々なジャンルの記事を執筆するWebライターにぴったりな性格かもしれません。

さっそくここで解説する手順に沿って、Webライターの仕事を始めてみてください。

STEP1. サンプル記事を用意する

未経験でライティング案件の受注歴がないところからWebライターの仕事を始める場合、まずはポートフォリオにできるブログを運営し始めて、サンプル記事を用意するのがおすすめです。

どんな記事が書けるライターなのかわからないと、なかなか仕事を依頼してもらえません。ブログを書くこと自体がWebライティングの訓練にもなりますから、クライアントに見せられるブログ記事を用意していきましょう。

もしブログも何も書いたことがない状態であれば、目安として半月や1ヶ月以上は、ブログの執筆に費やしてみてください。

せっかくならこだわったブログやWebサイトを用意したい方はWordPressを。そうでなければnoteなどを活用しましょう。詳細は下記の記事で解説しています。

STEP2 クラウドソーシングに登録する

サンプル記事が用意できたら、Webライターとしての案件を探し始めましょう。Webライターとしての仕事を獲得するには、クラウドソーシングと呼ばれるサービスを利用するのが基本です。

クラウドソーシングとは「発注者(メディア運営者)」「受注者(Webライター)」をマッチングしてくれるようなサービス。さまざまな発注者から数多くの執筆依頼が出されており、自分のレベル感にあったライティング案件を選んで受注できます。

有名どころは下記の2社ですので、サイトの雰囲気をみて気になる方(あるいは両方)に登録してみて下さい。もちろん登録無料です。

個人的にはクラウドワークスの方が初心者向けの案件が多いように感じますが、そのタイミングにもよりますので一概に言えません。どちらも登録すればその日のうちからWebライターとしての仕事を始められますので、まずは気軽に登録して簡単な案件にチャレンジしていきましょう。

クラウドワークスで案件を受けていく流れについては、下記の記事でくわしく解説しています。

ライター向けのその他クラウドソーシングサービスは、下記の記事でも紹介しています。

STEP3. プロフィールを設定する

クラウドソーシングに登録したら、まずはプロフィールを設定します。

プロフィールが適当だと、なかなか案件が受注できません。履歴書になにも書かずに転職活動をするのと同じことです。

その際、プロフィールをすべて埋めておくのは当然として、アイコン画像もかならず設定しておきましょう。顔写真でなくとも後ろ姿やPCを使っている手元、似顔絵や動物アイコンなどでも大丈夫です。意外とアイコンを空欄にしている方が多いため、なにか設定しているだけで「ちゃんと活動している方だな」と思ってもらえます。

他にも各種認証を済ませ、プロフィールをできるだけリッチに仕上げるのが、これからライティング案件を受注していくうえで大切なことです。

STEP4. タスク案件をこなして実績を作る

Webライターとしての仕事をクラウドソーシングで受注する場合、主に「タスク」「プロジェクト」の2種類の仕事方式があります。

最終的にはライティング案件に応募して仕事を獲得していくことを目指しますが、登録してなんの実績もない初心者は、まずは「タスク」をこなして実績を作ることをおすすめします。

  • タスク|用意されているフォームに回答を入力していく仕事方式。契約は不要で誰でも作業できるが、とにかく安い。
  • プロジェクト|発注者と契約して、個別に記事執筆を依頼される仕事方式。まともなWebライティング案件は、プロジェクトで発注される

タスク案件は簡単なアンケートへの回答や体験談執筆、レビュー執筆などの仕事内容になっており、1件あたり10円〜300円程度の報酬額が設定されています。

コツコツ続ければ、タスクだけでも1ヶ月に1万円くらいの収入にはなりますから、まず自分の手でお金を稼ぐ感覚を掴む練習としても最適です。

STEP5. ライティング案件へ応募する

タスクをこなしてある程度の実績がつき、文章を書くことにも慣れてきたら、プロジェクトのライティング案件へ応募していきましょう。まずは1記事1,500円〜3,000円くらいの案件がおすすめです。

ここでは「提案文」が大切になってきますので、そのプロジェクトの募集文をよく読み、以下のような内容を盛り込んだ提案文を送りましょう。

  • 挨拶文
  • 募集文に対する回答
  • 自己紹介
  • 執筆実績
  • アピール文

「よろしくお願いします」と挨拶だけ送る方もいらっしゃいますか、それではなかなか仕事に繋がりません。クライアントが依頼する上で知りたがっていることを、端的に必要なだけ伝えてみてください。

どんどん提案文を送り、落とされても少しずつ内容をブラッシュアップしながらプロジェクト案件にチャレンジしていくと、次第に単発の仕事を獲得できるようになってきます。

STEP6. 受注したライティング案件へ取り組む

案件を受注できたら、指示に従って執筆に臨みましょう。納期を守ることは前提として、不明点があれば確認しながら進めていってください。

記事を書く基本的な流れは以下の通りです。

  1. 指示書や掲載メディアをよく読み込む
  2. 対策キーワードを確認し、リサーチする
  3. ユーザーニーズを考え、理解する
  4. 記事構成(目次)を作る
  5. 実際に執筆していく
  6. 上から下まで2回は読み直して納品する

Webライターとしての実績を重ねていき、少しずつ単価の高い案件に応募したり、高いレベルが求められる案件にチャレンジしたりすることで、次第に「継続案件」を依頼してくれるクライアントが出てきます。それは仕事が認められたことの証明であり、ライターとしての仕事ぶりを評価されたことに他なりません。

ぜひクライアントから積極的に「継続の打診」がもらえるWebライターを目指していってください。

Webライターの仕事を始めるメリット

次に、Webライターという仕事を始める魅力やメリットについてまとめました。

自分のペースで仕事ができる

Webライターの仕事は、比較的自分のペースで進められるのが魅力です。突然顧客が来たり、電話対応に追われたりすることはなく、記事の制作まわりの業務だけに集中できる環境です。

原則として納期を守る必要はありますが、それさえ守れば早朝でも夜中でも旅行先でも、どこでも仕事ができてしまいます。

クリエイティブな環境で仕事をしたい方にとって、Webライターは良い選択肢の一つになります。

不特定多数とのコミュニケーションが少ない

Webライターは、普段関わる人が少ないのも魅力です。もちろん受注先や取材先などと連携することはありますが、基本的に分業体制ですから、日常的なコミュニケーションは最低限です。

一方、自分で努力してスキルアップしていかなければ、実力的に置いていかれやすいデメリットもあります。営業力がなければ良い案件をとるのも難しい可能性はあります。

しかし接客業や営業職など「初対面の人と頻繁にコミュニケーションを取る仕事」が苦手な方にとっては、メリットの大きい仕事です。

何歳からでもチャレンジできる

Webライターの仕事は、基本的に何歳からでもチャレンジできます。経験がなくて年配だと、いきなりインハウスのライターになるのは難しいかもしれませんが、外注として仕事を請け負うのは何歳からでも問題ありません。

むしろ豊富な経験や知見を持ったライターが求められる世の中になってきていますから、年配ライターの活躍の場が増えてくる可能性も大いにあります。

ぜひ思い立ったときにチャレンジしてみてください。

Webライターの仕事内容と収入について

Webライターの仕事内容の中から、代表的なものをご紹介します。

アンケート回答/レビュー執筆

Webライターとしての仕事の中で、もっとも簡単かつ誰にでも始めやすい仕事が、アンケート回答やレビューの執筆です。

クラウドワークスやランサーズといった「クラウドソーシング」のサービスで多く募集されている仕事で、体験談をもとに気軽に文章を書いて納品できる仕事です。

収入の相場
  • 一般アンケート:1件10円〜50円程度
  • 学術調査:1件300円〜500円
  • レビュー執筆:1件100円〜500円

1件当たりの収入は低くなりますが、その分初心者がすぐにでも仕事に取り掛かれる内容になっています。

SEO記事の執筆

Webライターとしてもっとも一般的な仕事が、SEO記事の執筆です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンから集客するための記事で、SEOライティングWebライティングと呼ばれる技術が必要になります。

SEO記事の依頼は「文字単価」が基準になることが多く、ライターのレベルにより大まかに下記のような収入目安になります。

収入の相場
  • 初級者Webライターの文字単価|0.5円〜1円
  • 一般Webライターの文字単価|1円〜3円
  • 中級Webライターの文字単価|3円〜5円
  • 上級Webライターの文字単価|5円〜

現在クラウドソーシングなどで募集されている案件の多くが、SEO記事の執筆です。

コラムの執筆

少し知名度のあるライターさんや、物書きとして活動している方には、コラムの執筆依頼が来ることもあります。

何かのテーマについて執筆する内容で「読みもの」としての魅力ある文章執筆が求められます。決まった相場はなく、1記事あたりの依頼になることがほとんどです。

収入の相場
  • 1記事10,000円〜

初心者ライターには縁遠いお仕事ですが、こんなお仕事もあります。

Web制作現場のライティング

Web制作会社で、例えば企業のホームページのテキストを執筆するような仕事もあります。

単発の案件ではあまり見ませんが、Web制作会社にWebライターとして就職するようなことがあれば、日々こんな仕事をこなすこともあります。

収入の相場
  • アルバイト:時給1,200円〜程度
  • 正社員:月収25万円程度

基本的な文章力はもちろん、セールスライティングやコピーライティングなどの技術も求められる仕事です。

Webライターに必要なスキル

Webライターとして学んでいくべきこと

稼げるWebライターになるには、クライアントのニーズに応え続けることが大切です。

ここでは「クライアントから求められる、稼げるWebライター」を目指すために、学んでいくべきことをまとめました。

日本語文法・文章力

Webライター文章を商品として提供する仕事です。よって「文章力」は、常にブラッシュアップしていくつもりで学習していきましょう。

例えば「学校の宿題」「職場のビジネスメール」などでは、書いた文章が読みにくかったとしても「相手にとって読む必要があるので」頑張って読んでくれていたはずです。

しかしWebライターとして働く以上、クライアントや読者は、あなたの文章が少しでも読みにくければ一切読んでくれません

その意識の違いがスキルの差として現れてきますので、あらためて基本的な文法や文章力を勉強し直してみることをおすすめします。

ビジネスマナー

Webライターは意外と「ビジネスマナー」「コミュニケーション力」が大切な仕事です。

そもそも営業をして案件を獲得できなければ仕事になりませんので、フリーランス(個人事業主)のWebライターとして、クライアントとビジネス上のお付き合いをしていく必要があります。

そこでビジネスにおけるまともな言葉遣いができていなかったり、文章で上手くコミュニケーションが取れなかったりすると、単発の仕事は取れたとしても継続依頼はなかなか獲得できません

一人の個人事業主として企業と取引をするという意識が必要になりますので、あらためて基礎的なビジネスマナーやコミュニケーション力を見直してみることをおすすめします。

Webライティング

Webライティングは、Webライターは、Webに掲載する文章を納品する仕事ですから、その専門技術である「Webライティング」を修めていることが求められます。

Webで文章を読む方は「課題解決」を求めている方がほとんどです。そこで一文一義で分かりやすく書いたり、曖昧な表現を避けたり、適度に見出しで区切りながら順序よく説明することが必要です。

Webライティングの技術は、ひととおり学んでおきましょう。

WordPress

WordPressとは、CMS(コンテンツマネジメントサービス)の一つ。ブログWebメディアを運営する上で使われるWebアプリです。

WordPress自体は無料で公開されており、また「テーマ」や「プラグイン」を導入することで様々なデザインや機能を持たせられますから、企業メディアもWordPressで運営されていることが多くなっています。

WordPressの記事入稿ができれば、その分少し単価が上がったり、後々クライアントから編集・リライト作業なども任せてもらえる可能性が上がります。

WordPressは個人でも簡単に導入して使えますから、ポートフォリオを作るついでにWebサイトを構築して運営してみることをおすすめします。

コンテンツSEO

SEO対策を細かく分類すると「内部SEO・外部SEO・コンテンツSEO」の3種類がありますが、WebライターにはコンテンツSEOの知識やスキルが求められます。

コンテンツSEOとは、とある対策キーワードに対して、ユーザーニーズを満たすコンテンツを作成するSEO対策の手法をさす言葉。そのコンテンツSEOを実現するためのライティング技術が「SEOライティング」と呼ばれるものです。

依頼が出ている多くの案件がSEO対策記事ですから、コンテンツSEOの知識は必須ともいえます。

自身でWebサイトを運営するなどして、内部SEOや外部SEOの知識も学んでいくと、より将来的な仕事の幅が広がっていくでしょう。

稼げるWebライターを目指す勉強法

Webライターとしてスキルアップしていくための勉強法について解説していきます。

Webライター資格検定の勉強をする

世の中には、Webライター関連資格があります。

関連資格を持っているからといって、仕事を取りやすくなるようなことはほぼありませんが、検定を受けるために学習することが大切です。

Webライターの関連資格例
  • Webライティング能力検定
  • Webライティング技能検定
  • Webライター検定

基本的な文章の書き方だけでなく、薬機法や炎上対策まで網羅している資格などもありますので、Webライターとして知っておきたい知識をまとめて学習できるのがメリットです。

Webライター講座(スクール)を利用する

世の中にはさまざまなWebライター講座やスクールがありますので、気になる運営者のものを受講してみるのもおすすめです。

ただしライター講座やスクールは、絶対に必要なものではありませんし、そのクオリティも様々です。「ぜひこの人(企業)から学びたい」と思えた講座の受講を検討してみてください。

オンラインサロンを利用する

世の中には、Webライターが集まるオンラインサロンもあります。

そこでは同じWebライター同士の横のつながりを作れることがメリットで、例えば単価の交渉方法や、案件の取り方などの情報交換ができる場になります。

スキルを高めるという方向性とは少し違いますが、Webライターとしての生き方を学ぶという意味で、サロンに参加してみるのもおすすめです。

Webライティングの本で学ぶ

日常的に学んでいくには、Webライティングに関する本がおすすめです。

Webライティングや文章力に関する定番の書籍は、読んでみて損はありません。個人的におすすめの書籍は、下記の通りです。

拙著ではありますが『Webライターが書いてはいけない文章28選』も、すでにWebライターとして活動している方の学び直しやステップアップにおすすめです。

Webライターとして目標金額を稼ぐ方法

Webライターとしてのステップアップルート

それでは最後に、Webライターとして稼いでいくためのコツをご紹介します。

目標とする収入を目安にするとわかりやすいと思いましたので、ある程度の区切りごとに「こんな仕事ができるようになれば月に◯万円を目指せる」という情報をまとめました。

参考にしてみて下さい。

月5万円の収入を目指す稼ぎ方

副業Webライターとして月に5万円の収入を得たい場合、未経験からスタートして「3ヶ月後」くらいを達成見込みとして活動していきましょう。

必要な仕事内容

1記事5,000円の仕事を10本納品するのが、月5万円を目指す場合にベターな仕事の仕方です。

まず最初の2ヶ月で1記事3,000円くらいの案件をコンスタントに受注できるだけのスキルを身につければ、その後仕事を続けていけば1記事5,000円くらいの案件なら受注できるようになるはず。

5,000円の記事を週2本以上のペースで納品していけば、月5万円は達成できます。

受注先のクライアントは、一般的なWebメディアや個人ブログ、アフィリエイトサイトが中心になるでしょう。

必要なスキル

月5万円を目指す場合は、以下のスキルが必要になります。

  • クライアントから基礎的な指摘を受けない程度の文法知識
  • PREP法を用いたわかりやすい文章術
  • Webライティングの理解
  • WordPress基礎(ブログの作成・運営)

一般的な国語能力がある方なら、数ヶ月で目指せる範疇のスキルセットになります。

月10万円の収入を目指す稼ぎ方

Webライターとして月に10万円の収入を得たい場合、未経験からスタートして「1年後」くらいを達成見込みとして活動していきましょう。

ここからはある程度物量でカバーするか、専門性を作っていくことが必要になります。特に専門的な分野を作れない場合、本業が忙しくてあまり業務時間が取れない方には難しいかもしれません。

受注先のクライアントは、一般的なWebメディアや個人ブログ、アフィリエイトサイトが中心になるでしょう。

必要な仕事内容

もっともシンプルな手段は、1ヶ月5,000円の記事を20本入稿することです。3ヶ月ほどで単価5,000円の案件が受けられるようになったなら、あとは提案力を磨いて物量でカバーするのが簡単です。

あるいは専門的な分野を打ち出していくと、1記事8,000円〜15,000円程度の仕事が視野に入ってきます。

特に「弁護士・医師・社労士・プロトレーナー・管理栄養士」といった、アフィリエイトに商品がある分野の専門資格や実績を持つ方は、比較的単価を上げていきやすいでしょう。

必要なスキル

月に10万円を目指す場合、月5万円を目指すスキルセットとさほど変わりません。

愚直に基本的なスキルを向上させていき、1記事を書くスピードや効率を上げられると良いでしょう。

月20万円の収入を目指す稼ぎ方

Webライターとして月に20万円の収入を得たい場合、基本的に「副業では難しい」と考えておいて下さい。専業のWebライターとして活動しなければ達成しにくい範疇に入ってきます。

もちろん弁護士や医師など高難度かつ社会的信用性の高い職業の方なら副業でも目指せますが、一般的な方が副業で達成するのは高難易度です。

受注先のクライアントは一般的なWebメディアに加えて、何かの公式サービスを展開している企業のオウンドメディアなどを狙っていくと良いでしょう。

必要な仕事内容

1記事10,000円程度の案件を月に20本受けていくのが、ベターな仕事内容になります。

専門的な資格がある方なら問題なく受注できると思いますが、そうでなければ自分の仕事に付加価値をつけていくことが必要。スキルを磨いていきましょう。

必要なスキル

一般的な方が月に20万円を目指すなら、基礎的なスキルに加えて以下のようなスキルを身につけて付加価値を提供していきましょう。

  • SEOの専門的な知識
  • 編集や校正
  • Webマーケティング全般

ブログやSNSを伸ばして発信力を獲得しておくと、例えば「記事公開時に拡散する」という付加価値で単価を上げられる可能性もあります。インフルエンサー的な動きですね。

あるいはブログを運営していてSEOの実績を出せれば案件を受注しやすくなる場合もあります。Webライターとしての仕事外でもWebマーケティング周りのスキルを磨き、実績を作っていきましょう。

Webライターに関してよくある質問

Webライターは主婦でも始められる?

主婦ライターは多くいらっしゃいます。大きく稼ぐには専門性を見つけていくことが必要ですが、例えば前職の経験を活かせる執筆依頼や、子育て、地域情報、グルメなど、ライフスタイルに合ったメディアの案件を探してみてください。

Webライターに向いている人は?

人に何かを教えるのが好きな方や、客観性をもててロジカルシンキングが得意な方が向いています。また良い記事を執筆するには、細部まで気を回せることも有利です。

Webライターを始めるために用意すべき必需品は?

基本的にはパソコンとインターネット環境さえあれば始められます。仕事を探すのに便利なクラウドソーシングサービスも、無料で利用できます。

Webライターの仕事は副業禁止の会社でもバレない?

写真やライター名、住民税の徴収方法などでバレる可能性はあります。バレた場合の処分については、各企業の就業規則を確認してみてください。

Webライターは大学生でも始められる?

大学生ライターは、ジャンルによって大きな需要があります。学生向けメディアやアルバイト情報メディア、資格や学習メディア、地域情報メディアなど、ご自身のライフスタイルに合ったジャンルを選んで案件を探してみてください。

Webライターは本業にできる?

本業ライターとして暮らしている方も大勢いらっしゃいます。ライターとして生計を立てている方には、明確な得意分野や専門性を持っていることが多い傾向にあります。

Webライターは新卒でも始められる?

新卒のライター求人はあまり多くありませんが、大手メディアが募集していることがあります。説明会を開いたりする規模で新卒採用をしているケースは少ないため、気になるメディアの募集要項を確認してみてください。

Webライターの将来性は?

文章が世の中からなくならない限り、ライターの需要もなくなりません。ライターとしての地位を確立するには、専門性を身に付けたり、プラスαの価値提供ができるスキルを身につけたりしていくことをおすすめします。

Webライターの副業を始めよう!

副業としてWebライターを始めるのは、比較的誰にでもできるような仕組みになっています。ぜひチャレンジしてみて下さい。

あらためて手順を整理しておきます。

  1. 記事の書き方の基礎学習を済ませる
  2. クラウドソーシングに登録する
  3. プロフィールを設定する
  4. まずはタスク案件でコツコツ文章を納品する
  5. ある程度実績がつけば、プロジェクトの案件へ応募していく
  6. 継続してライティング案件を獲得できるようスキルアップしていく

ただし満足に稼げるようになるには、たゆまぬ努力が必要です。

ぜひ向上心をもち、読者やクライアントに価値を提供できるWebライターを目指していきましょう。

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