主婦が在宅ワークを探すときに、もっともおすすめしたい仕事の一つがWebライターです。
主婦ライターには一定の需要があり、主婦側にも大きなメリットがあります。家事や育児の合間でもトライしやすい仕事ですから、ぜひチャレンジしてみて下さい。
今回はそんな「主婦のWebライター」に焦点を当てて、その実態について情報をまとめました。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』
Webライターは主婦にもできる？
Webライターの仕事は、主婦でも問題なくできます。
隙間時間を活用して働きやすい仕事ですから、まとまった時間が取れず、細かく時間が空く方でも始めやすいのが特徴です。
Webライターの仕事の流れを簡単にまとめました。
- 執筆案件に応募する
- テストライティングなどを経て受注する
- 指定された内容に沿って執筆する
- 納品する
- 場合により修正対応をおこなう
- 納品完了
べったりと誰かの指示を聞きながらおこなう仕事ではなく、一人で作業する時間が多いため、少しずつでも時間が取れればこなせるのがWebライターの魅力。
もちろん納期は絶対に守る必要がありますが、主婦がチャレンジしやすいお仕事です。
「主婦歓迎」の在宅ライター募集も多い
なおフリーランスとしての案件でも、在宅アルバイトの仕事でも、主婦を歓迎する在宅ライターの募集は多い傾向にあります。
Webライターの仕事にはさまざまな種類のものがありますから、中には主婦のように時短で働きたい人に丁度良い仕事もあるのです。毎日同じルーティンで記事の更新が必要なサイトなどでは、とくに主婦が重宝されます。
まずは色々と募集を見てみて、できそうな仕事から積極的にチャレンジしてみてください。
主婦Webライターが重宝される理由
Webライターを雇うクライアント側からみると、主婦ライターは仕事を依頼しやすく重宝される人材です。
ご自身の強みを知っていただくために、主婦のWebライターがメディアから重宝される理由について解説していきます。
日中に連絡が取れる
一般企業がクライアントである場合は、日中に連絡が取れることが大切です。連絡のペースが合わないと、細かな報連相がおろそかになり、結果的に依頼が減っていくことに繋がります。
主婦業の合間、1時間に1回くらいメールをチェックして返信するだけでも、夜や休日だけ稼働するライターよりも一歩リードできます。
同じ仕事を長く続けてくれる
正社員として働く本業の合間に副業ライターとして活動している方は、少しでも報酬額を上げるためにステップアップしていくことを考える方が多い傾向にあります。
一方で主婦ライターは「隙間時間を使ってある程度の仕事ができれば良い」と考える方も多いですから、同じ仕事を、同じ報酬額で長く続けてくれる方が多い印象です。
一定数そういったライターさんは必要ですから、とくに長く運営を続けているメディアほど、主婦ライターが重宝されます。
仕事が丁寧な人が多い
個人的な印象になりますが、主婦ライターの方は連絡や仕事が丁寧な人が多い印象にあります。
最初は直しが多かったとしても、コツコツ対応して続けてくれることで、丁寧で質の良い仕事をしてもらえる印象です。
女性ならではの感性を発揮して、細かいところまで気をつけながら仕事をする主婦ライターは、どこのメディアでも重宝されるはずです。
主婦がWebライターとして働くメリット
ここでは、主婦がWebライターとして働くメリットをまとめました。
家事や育児の隙間時間で働ける
Webライターは、何より時間に自由のきく仕事です。子供が寝てくれた間に集中して執筆するもよし、夜中も子供を見ていて寝れない時間を執筆に充てるも良し。
もちろん納期は絶対的に守る必要がありますが、隙間時間を利用して働けることは、主婦にとっての大きなメリットになります。
周囲に気を遣う必要がない
これがパートやアルバイトだと、子供が熱を出したら休んでシフト変更をしてもらう必要があったり、どうしても迎えの時間までしか働けなかったりします。
もちろんそれを理解して雇ってくれる職場も多いのですが、実際に働いている側からすると、気後れしてしまうこともあるでしょう。
Webライターならそんな心配が一切なく、育児も仕事も自分のペースで進めていけるのもメリットです。
育児を終えたあとの仕事にも繋がる
Webライターは、自分のスキルや働き方次第で拡張性のある仕事です。
例えば子供が大きくなって時間ができたら、純粋に稼働時間を増やせば稼ぎも増えますし、例えば日中に取材ライターとして活動できるようになれば大きく単価を上げることも期待できます。もし一つの企業やメディアに長く携わっていれば、ディレクター側に回る選択肢も出てくるかもしれません。
今からコツコツ続けていくことで、将来にさまざまな働き方に繋がるチャンスがあるのも、Webライターの魅力です。
主婦Webライターにおすすめの案件
主婦Webライターが応募するのにおすすめの案件をご紹介します。
育児・家事メディアの案件
育児や家事に関するメディアでは、現役主婦の意見が重宝されます。
主婦ライターが活躍する場としては、もっとも王道かつおすすめですから、育児や家事に関する案件を見つけたら応募してみることをおすすめします。
不動産や転職サイトの案件
不動産サイトでは物件情報が、転職サイトでは求人情報が日々更新されます。しかも記事一本一本のボリュームは少なく、安定して毎日更新してくれるライターが求められることもしばしば。
毎日少しずつ日中に時間をとれる主婦ライターにはピッタリな案件ですから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
地域メディアの案件
住んでいる地域のグルメや施設、イベントを紹介するような地域メディアも、主婦ライターにおすすめです。
例えば近所に新しくできたパン屋さんの情報を執筆したりできるなら、気分転換にもなりますし、ママ友との話題作りにもピッタリです。
暮らしている地域に特化したメディアにライター募集がないか、探してみると良いでしょう。
主婦がWebライターとして活動していくコツと注意点
それでは、主婦がWebライターとして活動していくコツをご紹介していきます。
まずは自分でやってみる
主婦の方がWebライターの仕事を始めるとき、「まずは資格の勉強をしよう」「まずはスクールに入ろうかな」と、形から入る方が多い印象です。
しかしご自身でその資格やスクールの必要性を判断できないうちから利用するのは、あまりおすすめできません。（そもそも資格は必須ではありませんし、スクールに通う必要性もとくにありません）
まずは自分で調べながら、クラウドソーシングなどに登録して仕事を探し、受注できるようトライしてみて下さい。そこで試行錯誤をしていく中で、どうしても資格やスクールが必要と感じたタイミングで利用するのがおすすめです。
主婦とは言わず専業ライターとして活動する
Webライターの仕事へ応募する際は、あえて主婦と名乗る必要はありません。パートやアルバイトとして働くなら、育児中だと伝えておかなければシフトを決めるときに困りますが、ライターの仕事ではとくに不要です。
育児や家事に関するメディアの案件へ応募するときは、経験として名乗ってメリットがありますが、それ以外の場合は「専業ライター」と名乗ることをおすすめします。
「平日日中に稼働できます」と伝えて、丁寧な仕事をしておけばそれで大丈夫です。
無理に単価交渉をしない
とくに育児に時間を取られている間は、新規のクライアントへ営業をかけて、あらたに関係性を作っていくのも大変です。
そうなると長く働いているメディアとの関係性を維持していくのが大切になりますが、無理に単価を交渉すると、その後の仕事が続きにくくなる可能性もあります。
同じ仕事には同じ報酬を出すのが基本ですから、長く働きたい場合は、多くを求めず一定のクオリティを満たしながら仕事をし続けることも検討して下さい。
まとめ
主婦という属性は、どんな職場でも一定数の需要があります。
そこで求められているのは「継続性」や「安定性」です。同じ単価で、同じ仕事をずっと依頼したいと考えるクライアントは多くいますから、そういった案件を狙うのがおすすめです。
ぜひご自身のライフスタイルに合った案件を探して、Webライターの仕事にチャレンジしてみて下さい。
