Webライターの記事の書き方とは?クライアントから喜ばれる仕事の作法

今回は「Webライターの記事の書き方」というテーマで、Webライターの仕事における基本的なライティング手順を解説します。

元Webライターであり、現在はWebライターに記事を発注するWebディレクターである筆者から見て「こんな風に書けるライターは重宝される」という情報をまとめました。

ぜひ参考にして下さい。

目次

\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

Webライターが納品する記事の理想像

Webライターが納品する記事の理想像

まずは今回の記事で目指していく、Webライターが書くべき記事の理想像をお伝えします。少し概念的なニュアンスになるのですが、以下の通り2点にまとめました。

  • クライアントが求めている内容であること
  • 想定読者にとって有益な内容であること

Webライターが納品する原稿の中身は、クライアントの意向に沿っていることが求められます。好き勝手に書ける個人ブログとは違い、メディアごとに表記ルールトンマナ、場合により決まった構成が用意されていますので、それらを守って執筆しましょう。

その上で、その記事を読みに来るであろう読者にとって有益な内容でなくてはなりません。

まずは「納品する記事はクライアントにとっても、読者にとっても有益な内容であるべきだ」と覚えておきましょう。

なお基本的な仕事内容を知りたい方は、以下の記事も参考にして下さい。

【6ステップ】Webライターの記事の書き方

【6ステップ】Webライターの記事の書き方

それでは、Webライターの仕事における基本的な記事の書き方を解説していきます。

現場目線かつ実践的な内容になっていますので、実際にWebライターとしてお仕事を受注した後も、何度も読み返して参考にしてみて下さい。

1. 指示書や掲載メディアをよく読み込む

Webライターとして案件を受注する際、まずは指示書や掲載予定メディアをよく読み込みましょう。

指示書にはクライアントの意向が書かれていますが、それが全てとは限りません。クライアントによっては言葉足らずなこともあれば、あえて多くを説明しない場合だってあります。

ぜひ掲載予定のメディアを読み込み、文章イメージや基本的な口調、表記ルールなどを一通り確認しておきましょう。

2. 対策キーワードを確認し、リサーチする

実際にWebライターとして仕事を受注した場合、かならず「対策キーワード」が指定されます。

対策キーワードとは「読者がとある情報を探すために検索してくる具体的なキーワード」であり、要するに「記事テーマ」と言えるものですね。「◯◯に関する記事を書いて下さい」と指定されますので、まずはその対策キーワードについてリサーチしましょう。

例えば「洗濯機 静か」といった対策キーワードで記事を書くのであれば、まずは洗濯機の基本的な性能や種類、加えて「静音性」などについて、誰よりも詳しくなる必要があります。

このリサーチが記事の質を左右しますので、手を抜かずによく理解すると良いでしょう。

3. ユーザーニーズを考え、理解する

対策キーワードについてあらかた情報を集めたら、次は「その情報を知りたがっている読者が持つ悩み」について考えましょう。

それを「ユーザーニーズ」と呼ぶのですが、つまり「その対策キーワードで検索することで何を解決したいと思っているのか」を考え、その悩みを解決できるだけの情報を記事にまとめるのがWebライターの仕事になります。

  • 誰が
  • どんな時に
  • なぜ検索して
  • 何を解決したいと思っており
  • 最終的にどうなれば良いのか

上記のフローでユーザーニーズを考え、整理しておきましょう。そうすることで、実際に執筆する際に記事の内容がブレにくくなります。

4. 記事構成(目次)を作る

ユーザーニーズを整理したら、次はそのユーザーの悩みを解決できる話の順番で目次を作りましょう。そうやって整理した目次を「記事構成」と呼びます。

その記事構成はクライアント側が用意していることもあれば、ライター側に作るよう指示されることもあり、その案件により様々。しかし例え記事構成が用意されていたとしても、ここまでの流れにあった「リサーチ」「ユーザーニーズの理解」執筆において必要な工程です。

指定された記事構成で記事を執筆するのはもちろんですが、その背景にどんな思いや目的があるのか理解した上で執筆に臨むのが、プロライターとしての記事の書き方です。

5. 実際に執筆していく

対策キーワードについてリサーチし、ユーザーニーズを理解し、記事構成が用意できれば、実際に執筆に入ります。

クライアントから指定のあった表記ルールトンマナ口調などを守り、端的でわかりやすい文章で書いていきましょう。

またこの際、指定された文字数から少しくらい多くなろうが少なくなろうが大きな問題ではありません。その記事を依頼された目的は「ユーザーニーズの解決」にあるため、必要な解説を必要なだけ書くのがWebライターの仕事です。

ただし書いている中で大幅に文字数が増えそうだとわかれば、その時点で単価アップ一部目次の削除などを相談するのは、決してノーマナーな行為ではありません。(※ただし書き終わってから「文字が多かったので増額して下さい」はNGです)

慣れてくれば、そういった交渉術なども身につけていくと良いでしょう。

6. 上から下まで2回は読み直して納品する

執筆し終わったら、上から下まで2回は読み直して納品しましょう。

どれだけ執筆になれたWebライターでも、ケアレスミスは必ず起こります。見直す際、主に以下のポイントに注意しましょう。

  • 誤字・脱字がないか
  • 主語と述語が対応しているか
  • 「たり〜たり」など文法の使い方が適切か
  • 文末表現が続きすぎて単調な文章になっていないか
  • 意味が通らない文章はないか
  • 表記ゆれはないか

Webライターの原稿は「商品」です。上記に不備があれば、その原稿は「不良品」ですので、クレームをもらっても文句は言えません。

文章のプロとして恥ずかしくない原稿を納品できるよう、かならず2回は読み直すことをおすすめします。

まずは副業としてさっそくWebライターの仕事を始めるなら、下記記事で解説した手順を参考にしてみて下さい。

クライアントから喜ばれるWebライターの書き方・注意点

クライアントから喜ばれるWebライターの書き方・注意点

次に、クライアントから評価の高いWebライターが実践している書き方仕事術注意点について解説していきます。

以下の内容に気をつけることで、クライアントから「継続して発注したい」と思ってもらえるようなWebライターを目指していきましょう。

端的でわかりやすい文章を心がける

特に初心者のWebライターに多いケースとして「詳しく説明しようと思うあまりに、複雑で読みにくい文章になってしまう」という現象があります。

具体的には、以下のような文章はNGだと考えておきましょう。

  • 文中に読点(、)が3つ以上出てくる
  • 「ですが、」が文中に2回以上出てくる
  • 「主語」と「述語」だけを抜き出して読むと意味が通らない

細かく言えばたくさんありますが、主に上記3点に気をつければ、大きなミスは回避できるはずです。

1文1文を適度に区切りながら、読者にとって読みやすい文章を心がけて執筆しましょう。

曖昧な表現を避ける

自信のない初心者Webライターに多いケースとして「どうしても所々に曖昧な表現を使ってしまう」という行動があります。これもクライアントから忌み嫌われますので、曖昧表現は避けるようにしましょう。

例えば以下のような表現は、WebライティングにおいてNGです。

  • 「〜だと思います」
  • 「〜とのことです」

Webライターが書く記事の目的は「読者の悩みを解決すること」ですので、そこに「自信のない表現」「意味のない伝聞表現」は求められていません。

自信を持って書けるまでリサーチを進め、プロとして根拠のある解説ができるよう心がけて下さい。

メディアの表記ルールやトンマナを守る

初歩的なことですが、メディアの表記ルールトンマナはかならず守りましょう。

さらに言えば、多くのメディアでは全てのルールが丁寧に指示書に書かれているわけではないとも知っておいて下さい。

そこで必要になるのが、事前に掲載予定のメディアを読み込んでおくこと。指示書には書かれていない細かな口調や解説のクセを真似するなど、クライアントの立場に寄り添った書き方が実現できると、ライターとしての評価はうなぎのぼりです。

「言われなくともメディアにあった書き方ができる」という一段上のライターになれれば、Webライターとしては十分に一人前と言えるでしょう。

メディア視点で書く

もう一つ言えば、Webライターの仕事において「視点」はとても大切なことです。

例えば何かのサービスに関するレビュー記事を書くとした場合、以下3種類の視点が考えられます。

  • サービス提供側の視点(「お客様」「提供しています」などの表現になる)
  • 利用者側の視点(「私たちは」「受けられました」などの表現になる)
  • 第三者としての視点(「利用者」「用意されています」などの表現になる)

一般的なWebメディアであれば「第三者視点」に立って書くことがほとんどですが、体験記事を求められた場合は「利用者側の視点」で書く場合も。これは記事テーマにより様々です。

特に初心者Webライターの場合は「色々な視点から語って、文章がごちゃ混ぜになっている」というケースが多いため、どの視点から書くのか定めて執筆に入りましょう。

修正も見越したスケジュールで入稿する

仕事としてWebライティング案件を受注している以上、納期は確実に守る必要があります。

クライアントによってルールや考え方は様々ですが、多くの場合は「修正も終わり、100%の完成品を入稿すること」「納品」と呼びます。

つまり納期ギリギリに初稿を提出するようでは、クライアントが検収して修正指示が出た場合、再提出が納期に間に合わない可能性があります。

特に初心者の場合、修正はあるものだと考えて、納期の数日前には納品できるようなスケジュールで動いておくと良いでしょう。

Webライターの書き方を学べる推薦図書

Webライターの書き方を学べる推薦図書

最後に、Webライターとしての原稿の書き方の基礎を学べる書籍をご紹介しておきます。

ぜひ参考にして下さい。

新しい文章力の教室

『新しい文章力の教室』は、元ナタリー編集長が書いた「Webライター必読」の推薦図書。

「完読されるのが良い文章である」と定義づけ、それに至る文章の書き方が非常に細かく、かつ現場目線でわかりやすくまとめられた良書です。

特にクライアントから修正依頼の多いWebライターは、この書籍を抑えておきましょう。

沈黙のWebライティング

著:松尾 茂起, イラスト:上野 高史
¥1,980 (2021/10/30 00:07時点 | Amazon調べ)

『沈黙のWebライティング』は、漫画とテキストでWebライティングの基礎を学べる良書です。

基礎の基礎の体系的に学べる構成になっていますので、Webライターとして活動するにあたり「Webライティングとは?」がわからない場合はぜひ読んでおきましょう。

まとめ

Webライターが記事を書くには、解説したように多くの工程が必要になります。

  1. 指示書や掲載メディアをよく読み込む
  2. 対策キーワードを確認し、リサーチする
  3. ユーザーニーズを考え、理解する
  4. 記事構成(目次)を作る
  5. 実際に執筆していく
  6. 上から下まで2回は読み直して納品する

面倒に思わず、丁寧な仕事を心がけることで、次第にクライアントから信頼されるWebライターへと成長していけます。

ぜひ今回の記事を参考に、クライアントから喜ばれる記事を納品できるよう心がけましょう。

その他「Webライターにとって大切なスキル」などを下記の記事にも掲載していますので、あわせて参考にしてみて下さい。

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ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

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