高校生がWebライターに向かない3つの理由。現実的な始め方も解説

今回は「Webライターの仕事を始めたい」と思っている高校生に向けて、「なかなか難しいよ」という現実と、それでもチャレンジしたい人向けに「具体的な仕事の始め方」をお伝えします。

この記事では「高校生でもWebライターは簡単に始められるよ」なんて、無責任なことを言うつもりはありません。あくまで現実的な意見をまとめました。

しかしこの記事を最後まで読んでもチャレンジしたいと思えたなら、ぜひ全力で「Webライター」という素敵な仕事に向き合ってみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

高校生がWebライターになるのは難しい

結論から言えば、高校生がWebライターの仕事を始めるのは、なかなか難しいことです。もう少し言えば「Webライターになれたとしても、まともに稼ぐのは難しい」かもしれません。

高校生は「社会的な信用が低い」のが、その根本的な理由です。仕事を発注する側から見て、高校生に発注するメリットが無いんですよね。

Webライターとして働く際には、多くの場合契約を結びます。「秘密保持契約(業務内で知ったことを口外しない契約)」「業務委託契約(仕事の内容の取り決め)」など。

成人している社会人であれば、身分証明証を提示するなどして、ある程度の社会的な責任を担保として契約が結ばれます。しかし高校生だと、一般的には保護者がいる年齢なので「自分の責任」が弱いのです。

近所でアルバイトをするならお互いに顔も見えますし「ああ、あそこの高校の子なら安心かな」と、お店の店長も判断しやすいかもしれません。

しかしWebライターはあくまで顔の見えないもの同士の取引ですから、「社会的な身分」が大切になってきます。

理不尽に思うかもしれませんが、まずは上記のような理由から、高校生がWebライターとして働く難易度が高いことを知っておいて下さい。

※なお「契約とは何か」については、法務省の出している『18歳を迎える君へ』という資料がとてもわかりやすいので、興味があればご覧ください。

高校生がWebライターに向かない3つの理由

次に、もう少し具体的な「高校生がWebライターを始める難しさ」について解説します。

  • Webライターの仕事を受注するサイトの多くが、未成年NGである
  • 社会経験のあるライターと競争することになる
  • 稼げる案件は、高校生の経験では対応できないことが多い

上記3つの理由に整理してまとめました。

Webライターの仕事を受注するサイトの多くが、未成年NGである

Webライターの仕事を受注する際には、下記の記事で紹介しているような「クラウドソーシング」と呼ばれるサービスを使うのが一般的です。

しかし特に大手のクラウドソーシングは、一般的な高校生の年齢では登録できないところが多くなっています。

クラウドワークスは18歳未満の未成年はご利用いただけません。
また、18歳以上の未成年の方は、ご利用にあたり別途法定代理人の包括的な同意が必要になります。

出典:クラウドワークス

ランサーズは、18歳以上の方であればご利用をいただくことができます。

出典:ランサー

18歳になった高校3年生ならなんとか登録できそうだ、というところですね。一般的な1年生や2年生の年齢では登録できません。

まずはこのように、年齢的な意味で高校生は不利になります。

社会経験のあるライターと競争することになる

いざWebライターの仕事を探し始めたとしても、そこでは多くの社会経験のあるライターと競争することになります。

仮に同時に応募してきたWebライターが「高校生」と「社会人」なら、多くのクライアントは「社会人」のWebライターを選びます。

理不尽に思うかもしれませんが、それが現実です。

「高校生枠」で募集しているアルバイトとは違って、Webライターの仕事の多くは全国の「プロライター」を募集しています。社会人と同じ土俵で仕事をしようと思うと「高校生」という身分はあまりメリットにならないのです。

稼げる案件は、高校生の経験では対応できないことが多い

Webライターとして、高額な報酬で受注できる仕事は、何らかの専門的な経験や資格を求められるものがほとんどです。

例えば「転職経験がある」「会社で部下をマネジメントした経験が豊富」「弁護士や社会保険労務士の資格を持っている」など。

そういった専門的な経験を求められない仕事は単価が安いので、普通にアルバイトをしたほうが稼げるかもしれません。

少なくとも「稼ぐ」のが目的であれば、Webライターは高校生に向いている仕事とは言えないように思います。

高校生がWebライターとして働くメリット

ただもちろんWebライターは素敵な仕事ですから、高校生ライターになれたなら多くのメリットがあります。

現実的な難しさは一旦おいて、高校生がWebライターとして働くメリットもまとめました。

社会経験になる

まずは社会経験になるというのが一つのメリットです。

近所で普通にアルバイトをする場合は「高校生枠」として雇われますが、ライターとして働くなら、あくまで「イチ社会人」として扱われます。

契約して仕事を受注する「個人事業主」になりますから、その点ではただアルバイトで稼ぐよりも、多くの社会経験になるかもしれません。

責任感が養われる

Webライターの仕事は、受注すれば誰も助けてくれません。

風邪をひいて学校を休んでも、さほど困ったことにはなりませんし、アルバイトを休んでも多くの場合は代わりがいます。
しかしライターの仕事はあくまで自分一人が受注するものですから、代わりがいないのです。

「何がなんでも納期までに指示通りの原稿を納品する」といった、大人としての責任感が養われるのもメリットだと言えます。

ロジカルシンキングのトレーニングになる

Webライターとして仕事を受けたなら、多くの場合は指示された構成通りに、ユーザーにとって役立つような記事を執筆することになります。

項目を整理しながら、理解できるよう順序立てて文章を書く必要がありますので、それは自然とロジカルシンキングのトレーニングにも繋がります。

例えば学校の授業を聞いてノートをまとめる力などにも関係してくるかもしれませんね。

勉強や部活と両立しやすい

Webライターの仕事は、アルバイトと違って時間が決まっていません。納期はありますが、納期にさえ間に合えばいつ仕事をしても自由ですから、ある程度時間に自由が効きます。

よって「部活かアルバイトか」といったようにどちらかだけを取るのではなく、自分さえ頑張って時間を作れば、部活や勉強とも両立しやすいのもメリットですね。

人と関わらなくて良い

一般的な高校生が雇ってもらえる仕事といえば、だいたいはファミレスや居酒屋、ファーストフードなどの接客業です。

もちろんそれはそれで社会経験になって良いと思うのですが、やはり「人と関わりたくない」と思っているなら、無理して働くと仕事をすることが嫌になってしまうかもしれません。

しかしWebライターは、基本的にクライアントと文章のやりとりのみで完結する仕事ですから、あまり人と関わりたくないと思っている人でも働きやすい仕事だと言えます。

高校生でもできるWebライターの始め方

しかし「どうしてもWebライターにチャレンジしたい」ということであれば、高校生でも方法はあります。

自己責任になりますし、基本的には保護者の同意を得る必要がありますが、いくつか「高校生でもできるWebライターの始め方」をご紹介しておきます。

ココナラで仕事を受注する

クラウドソーシングの中でも「ココナラ」というサービスは、未成年でも利用できます。

未成年者もご利用いただけます。
ただし、未成年者の会員登録は事前に親権者など法定代理人の同意が必要です。

出典:ココナラヘルプ

上記の通り保護者の同意は必要ですが、チャレンジは可能です。

登録して「Webライティング」のサービスを出品したり、ライターを募集している人に営業したりと、ぜひWebライターの案件受注にトライしてみて下さい。

知り合いから仕事を受注する

もしも運よく知り合い(先輩や、兄姉の友人など)にWebメディアを運営している人がいるなら、そこで雇ってもらうのは良い手段です。

知り合いなら騙されることもないでしょうし、礼儀作法などもさほど必要ありません。むしろ勉強させてもらえるでしょう。

仮に上記のような環境があるなら、ぜひそれを利用してWebライターにチャレンジしてみて下さい。

ブログを運営して、声がかかるのを待つ

まずは「高校生ブロガー」としてブログを運営して、ブログやSNSで発信をしながら、ライターを募集しているクライアントから声がかかるのを待つのも手です。

例えば「高校生向けのメディア」を運営している企業だと、高校生ライターは喉から手が出るほど欲しい可能性がありますからね。

その際はブログやSNSのプロフィールに「Webライターの案件を募集しています」という旨を明記しておきましょう。

ブログについては、下記の記事も参考にして下さい。

高校生のWebライターに求められること

私自身、今のところ高校生のWebライターは募集していません。しかし仮に高校生ライターを募集すると考えたときに「こんな人がいいな」と思うことをまとめました。

以下のようなことを意識すると、Webライターの仕事を受注しやすいかもしれません。

礼儀正しさ

Webライターを雇う際には、礼儀正しく敬語を使える人物であることが最低限の条件になります。

Webライターは「文章を商品として納品する仕事」ですから、文章のコミュニケーションにおいて、丁寧な対応ができる方が求められています。

まずは「礼儀正しい言葉遣いやコミュニケーション」について勉強して、意識してみると良いかもしれません。

高校生ならではの視点と論理性

多くのWebライターがいる中で「高校生ライター」に仕事を頼もうと思ったときに、求めるのは「高校生としての視点」であり、なおかつ「論理的」な説明ができることです。

例えば「高校生におすすめの財布10選」の記事を高校生Webライターに発注しようと思ったときには、大人では思いつかないような視点の意見を期待しています。

「こんな機能がある財布は、学生生活においてこんな理由で便利だ」とか、「こんな色だとこういう理由で女子からダサいと思われる」とか、そういったリアルな意見が欲しいのです。

そしてそれらの意見を論理立てて説明できる能力があれば、高校生Webライターとして重宝されるかもしれません。

「納期」に対する理解

Webライターとして働くということは、つまり「納期」があります。納期とは「原稿提出の締め切り日」のことで、仕事をする上で原則として守る必要があるものです。(これも一般的に、契約で結ばれます)

宿題を忘れても自分の成績が下がるだけですが、仕事の納期に遅れると多くの方に迷惑がかかります。「めんどくさいからやめた」と思って放り出してしまうようなことだけは、絶対に避けましょう。

そして悲しいことに、多くの社会人は「高校生なんて、めんどくさくなったら仕事なんて投げ出すんだろうな」という偏見も持っています。

なかなか理不尽ですが、残念ながらこれが現実です。

高校生がWebライターとして働くなら、そんな偏見を払拭できるくらい、礼儀正しく真面目で丁寧な対応をする必要があると覚えておきましょう。

まとめ

高校生がWebライターとして仕事を始めるのは、なかなか難易度が高いことです。しかしその分、仕事を受注できて軌道に乗れば、一生物のスキルや経験にもなります。

かなり現実的かつ厳しい意見をお伝えしてきましたが、ここまで読んで、それでもチャレンジしてみようと思えたなら、ぜひスキルアップしながら頑張ってみて下さい。応援しています。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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