Googleタグマネージャー(GTM)のワークスペースとは

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たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

Googleタグマネージャー(GTM)のワークスペースとは

Googleタグマネージャー(GTM)のワークスペースとは、コンテナ内に用意された作業部屋のようなものです。

無料版では3つまで。有償版では無制限にワークスペースを作れます。デフォルトでどんなコンテナにも一つのワークスペースが用意されており、一人で作業するならとくに気にせず使っていて問題ありません。

例えば担当者が3人いたとして、Aさんにはクリック計測に関する変数の調整を。Bさんにはスクロール計測のトリガーを。Cさんには計測ツールのタグ設置をお願いしていたとします。

同じ部屋の中で同時に作業してしまうと、誰かが失敗したときに他の作業に干渉してしまったり、プレビューしたときに他の人の作業内容も一緒に再現されてしまったりと、あまり業務効率が良くありません。

そこで「ワークスペース」という形で3人それぞれに部屋を分けて与えることで、他の作業が干渉しない中で作業ができるようになります。

GTMのワークスペースを活用するメリット

完了した作業から順次公開できる

少々難しい変数の調整をしている中で、簡単な計測ツールのタグ設置を済ませてしまいたくなるようなシーンがあります。

これは複数人で作業していようとも、一人で作業していようとも同じです。

例えば変数の調整をするワークスペースと、計測ツールのタグを設置するワークスペースを別で用意して作業すれば、変数の調整途中でも計測ツールのタグだけ先に公開できてしまうのです。

時間のかかる作業は一旦置いておいて、公開したいものから順次公開していくような運用ができるのは、ワークスペースを活用するメリットと言えます。

公開前に差分をチェックできる

複数人が同じワークスペースで作業していると、別の人が作業した箇所を意図せず触ってしまい、あちらのタグは発火するけれどこちらのタグはダメ……といった状況になる可能性もあります。

しかしワークスペースを分けて作業していれば、同じ箇所を別の2人が触っていたとしても、公開前に「どちらを活かしますか?」という差分チェックが入ります。

複数人で作業する際、無用なトラブルが起こりにくくなるのが、ワークスペースを活用する大きなメリットです。

GTMのワークスペースの使い方

ここからは、ワークスペースの使い方について解説します。

ワークスペースを作成する

ワークスペースを作成する場合、まずはコンテナに入りましょう。

上記画面で「ワークスペースを管理」へと進むと、下記の画面へ。

右上の「+」を押すと、ワークスペース作成画面へと進みます。

左上にワークスペース名を入力。説明文が必要であれば入力して、右上の保存を押せば作成完了。

自動的に、作成したワークスペースへと移動しています。

作業するワークスペースを変更する

作業するワークスペースを変更したい場合、またトップ画面から「ワークスペースを管理」へ。

作業したいワークスペースの行をクリックすれば、ワークスペースが変更されます。

ワークスペースを編集・削除する

ワークスペースを編集したり削除したりする場合、ワークスペース行の右にあるインフォメーションマーク「i」をクリックします。

するとワークスペースの編集画面へ。名称や説明文を編集したい場合は、編集して保存を。

ワークスペースを消したい場合は下記の通り、右上の「…」をクリックして「削除」へ。

消すワークスペースを間違えないようにだけ注意してください。

GTMのワークスペースをうまく活用しよう

ワークスペースは、うまく使えば作業効率がグンと上がる機能です。

個人では活用する機会も少ないかもしれませんが、重い作業と軽い作業のワークスペースを分ける癖をつけておけば、細かく作業を進められたりと大変便利です。

ぜひGoogleタグマネージャーの活用にお役立てください。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

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