今回は突然サイトが見れなくなる「リダイレクトが繰り返し行われました」という恐怖の症状の解決法を解説します。
英語だと「ERR_TO_MANY_REDIRECTS」と表示される問題です。
「サーバーのキャッシュクリア」で大体は直るのですが、もしそれで直らなかった場合は素人の対処は難しいかもしれません。.htaccessの設定を見直したり、悪さをしているプラグインを突き止めたりする必要がありますので、サーバーやWebエンジニアに問い合わせましょう。
今回は人気のレンタルサーバー「ConoHa WING」の操作パネルを例に挙げつつ、素人ができる範囲の対処法を解説していきます。
「リダイレクトが繰り返し行われました」のシンプルな解決法
今回問題にしているのは、上記画像の「リダイレクトが繰り返し行われました」という現象です。
突然表示されることがあり、まさに恐怖の画面です。
しかし何か特別なことをした覚えもないなら、基本的にはサーバーのキャッシュをクリアすれば直ります。
ConoHa WINGの場合だと、コントロールパネルから「サイト管理→高速化→キャッシュ→コンテンツキャッシュ」と進み、「キャッシュクリア」のボタンをクリックします。
その他のサーバーでも、コンテンツキャッシュクリア機能はついているはずですので、マニュアルを参照して実行してみてください。
基本的には、このサーバーのキャッシュクリアで問題は解消されるはずです。
「リダイレクトが繰り返し行われました」になる原因
この「リダイレクトが繰り返し行われました」という現象が起こる原因は、大まかに4つ考えられます。
テクニカルな部分まで詳しくは解説しませんが、一通り知っておいて下さい。
サーバーのキャッシュが溜まりすぎている
まずはサーバーのキャッシュが溜まりすぎて悪さをしているのが、主な原因として考えられます。
サーバーのキャッシュとは「毎回0からWebサイトのデータを引っ張ってこなくて済むよう、サーバーの表面部分に保存してあるデータ」です。
基本的には表示スピードを早くする効果があって喜ばれる機能なのですが、あまりに溜まりすぎると変な挙動になってしまう可能性があります。
冒頭でご紹介したのは、この「キャッシュ」を削除して解決するシンプルな対処法です。
常時SSL化の処理でミスがあった
もし常時SSL化の設定をした直後に問題が起こったのなら、それが原因だと考えられます。
常時SSL化を行うと「http://〜」にアクセスしようとしても自動的に「https://〜」にリダイレクトされるようになります。その処理の途中で挙動がおかしくなり「リダイレクトが繰り返し行われました」の現象を引き起こすことがあります。
試しに常時SSL化を解除してみて直るようであれば、これが原因です。
リダイレクト関連のプラグインが悪さをしている
WordPressでサイトを運営している場合、例えば「Redirection」などリダイレクトを設定するプラグインが悪さをしている可能性があります。
もしも問題が起こる直前にプラグインでリダイレクト設定をしていた場合、この原因を疑いましょう。
プラグインを無効化することで解消されるかどうか試してみて下さい。
ブラウザ側のキャッシュが溜まりすぎている
わずかな可能性として「見る側の問題」も考えられます。
Webサイトを閲覧している側のブラウザに溜まったキャッシュが悪さをして、うまく表示できなくなる現象です。
この場合は運営側にできることはないのですが、どうしても原因がわからない場合、一度ご自身のブラウザのキャッシュをクリアしてみることもおすすめします。
「リダイレクトが繰り返し行われました」と言われたら
「リダイレクトが繰り返し行われました」と表示されてしまった場合は、まずはサーバーのキャッシュクリアを試しましょう。
ただし直前に何か作業をしていたなら、それが原因の可能性もあります。
キャッシュをクリアしたり、プラグインを止めたりしても直らなければ、サーバーやWebエンジニアなどのプロに頼ることも検討してください。