Webライターは稼げる?年収や収入の目安はどのくらい?

今回は、Webライターの収入について解説していきます。

実際に在宅ライターとして働いてどのくらい稼げるのか、やはり気になると思います。「正社員・アルバイト・フリーランス・副業」の4つの働き方に分けて、収入の目安をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

Webライターは稼げる?

Webライターは、努力や工夫次第で大きく稼げるようになる仕事です。

しかしもちろん、最初から誰もが稼げるわけではありません。毎日隙間時間でタスク案件をこなしながら、1文字0.5円の仕事にたくさん応募して案件をこなしても、月に5万円が精々というケースも往々にしてあります。

とはいえ、初心者とプロでは収入が違って当然です。どのくらいの収入を得たいのか目標を定めて、それに向けてステップアップしていきましょう。

Webライターの年収や収入の目安

ここでは、Webライターのさまざまな働き方ごとの年収や収入の目安について解説していきます。まとめると下記の通り。

働き方年収の目安
正社員Webライター250万円〜360万円
アルバイトWebライター150万円
フリーランスWebライター250万円〜750万円
副業Webライター60万円〜180万円

各収入の詳細について、詳しく解説していきます。

  • 税金や保険などは一切考慮せず、額面金額や売上額で計算したものを掲載しています。

正社員Webライターの平均年収

求人ボックスのデータによると、正社員として働くライター業の平均年数は434万円(※)です。

しかし実際の求人内容を見ていくと、編集業も含めたライターが年収400万円ほど。メディカルライターなど専門的なコピーライティングの技術を要する仕事が年収400〜800万円程度と、業務によってかなり幅が広くなっています。

多くの方がイメージしている、メディアの編集部に所属して記事を書く「Webライター」の仕事に限っていえば、月収20万円〜30万円程度、年収にすると250万円〜360万円程度が現実的なところです。

一例として、大手ニュースメディア「ナタリー」の運営会社である「株式会社ナターシャ」の平均年収が400万円程度ですから、その中の一般的なライターに限るともっと低いと考えられます。

  • 2022年11月データ

アルバイトWebライターの平均時給

求人ボックスのデータによると、ライター業アルバイトの平均時給は1,099円(※)です。

在宅のイメージが強いWebライターですが、アルバイトとして働く場合はオフィス出勤の仕事がほとんど。仕事内容としては、比較的初心者向けの案件を任されることが多くなります。

勤務時間や勤務日数は自由がきく求人が多く、例えば週に4日・1日7時間働くようなシフトで働く場合は、月収目安は12万円少々。年収目安は150万円ほどになります。

  • 2022年11月データ

フリーランスWebライターの平均年収

フリーランスWebライターの年収は、平均値として出すのがかなり難しいため、概算になります。

独立して生活できているライターの文字単価を2円〜5円と仮定して、1記事あたり平均5,000文字、月に25記事を納品すると考えてみると、月収は25万円〜62万円になります。年収にすると300万円〜750万円です。

しかしコンスタントに毎月25記事の仕事を受注するのも大変ですし、もっと文字数が減ることも考えられますから、上記はかなり大きく見積もった数値です。

案件受注のブレを考えると、年収は250万円〜500万円くらいの範囲に落ち着くのが、現実的なところだと考えられます。

副業Webライターの平均年収

副業Webライターの年収も、フリーランスと同様に概算で考えます。

副業で案件を受けるライターの文字単価を1円〜3円と仮定して、1記事あたり平均5,000文字、月に10本を納品すると考えると、月収は5万円〜15万円になります。年収にすると60万円〜180万円です。

ただし駆け出しの頃はもっと単価が低くなるでしょうし、あまり文字数の多い案件も任せてもらえない可能性があります。一方で副業でも文字単価5円〜の案件を受注している方もいて、本当にさまざまです。

あくまで自分のスキル次第で収入が変わるのが、Webライターという仕事の魅力でもあります。

稼げるWebライターを目指して収入アップする方法

正社員やアルバイトで働くWebライターは、収入アップの方法が会社の評価基準や就業規則によります。一言でいってしまうと、社長や上司に気に入られる仕事をすることが大切です。

一方でフリーランスや副業として働くWebライターの収入は、シンプルに「単価×案件数」で決まります。収入アップを目指すには、案件の単価を上げるか、多くの案件をこなすか、どちらかを目指していきましょう。

ここではフリーランスライターの収入を上げていく方法を詳しく解説していきます。

単価の高い仕事を受ける

Webライターとして単価の高い仕事を受けるには、既存のクライアントと良い関係を築いていくか、より報酬額の高い取引先と取引をするか、いずれかの方法になります。

既存のクライアントと良い関係を築いて単価を上げる

既存のクライアントの単価を上げるには、いわゆる「単価交渉」が必要です。しかし同じ仕事をしているだけで単価は上がりませんから、自分の仕事になにか付加価値をつける必要があります。

例えば下記のような交渉材料を用意して、単価アップを交渉してみてください。

  • 本名と所持資格を執筆者・監修者として明記できる
  • フォロワーの多いSNSで執筆記事を宣伝できる
  • 自分のサービス公式サイトからリンクを送れる
  • 現地にいって取材・撮影ができる
  • 電話やZOOMによる取材対応ができる

報酬額の高い取引先とあらたに契約して単価を上げる

報酬額の高いクライアントと契約するには、安心して仕事を任せてもらえる体制を整えておくことが大切です。条件の良い案件がいつ出てくるかわかりませんから、毎日細かく募集をチェックしましょう。

自分の仕事の信頼性を伝えるために、下記のようなアピールができるよう、虎視眈々と準備しておいてください。

  • 自分のブログのSEO順位を上げてポートフォリオにする
  • SNSのフォロワーを増やしておく
  • これまでの取引実績をまとめた資料を作っておく
  • 専門性がわかる情報や資料を作る
  • 講演実績などライター外の公な活動をまとめておく

受注する案件数を増やす

受注する案件数を増やすには、より早く、クオリティ高く執筆する体制を整える必要があります。そのうえで、自分にあった効率の良い営業方法を身につけていくと良いでしょう。

執筆スピードを上げて多くの案件をこなす方法

受注する案件を増やすには、自分が記事を早く仕上げて納品できる人材だとクライアントに知ってもらう必要があります。

下記のような工夫をして、執筆スピードを上げていきましょう。

  • 下調べの人員や下請けライターを雇う
  • 同じテーマの案件をまとめて受注する
  • 執筆経験の豊富なテーマの案件を中心に受けていく
  • 専門テーマのキーワード選定を済ませて予習しておく

効率よく営業して案件を取る方法

多くの案件を受注するには、常に多くの募集へとアンテナを張り巡らせておく必要があります。

とはいえ定型文をバラまくような営業をしても時代遅れですし、良い仕事はなかなか取れません。自分の価値を高めながら、向こうから依頼が来る体制を整えていくことをおすすめします。

下記のような下準備をしたうえで、その中で営業活動を増やしていきましょう。

  • 登録するクラウドソーシングを増やす
  • ビジネス系のオンラインサロンなどに入っておく
  • ブログやWebサイトにわかりやすい仕事依頼フォームを用意しておく

Webライターの平均年収はあくまで目安

Webライターの平均年収は、あくまで目安です。取引をするクライアントによっても、その案件によっても全く変わります。

一つの目標にしておくのは良いと思いますが、固執しすぎるのはよくありませんので、その点だけはご注意ください。

自分のペースで、理想のWebライターを目指していきましょう。

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