躓くは「つまずく」「つまづく」どっちが正しい?違いや意味、用法を解説

当記事では「つまずく」と「つまづく」の違いや、言葉の正確性について解説していきます。

結論から言えば「躓く」の送り仮名としてどちらを使用しても誤りではありません。しかし現代では、基本的に「つまずく」を使用しておくのが無難です。

その理由や、使用シーンごとのおすすめ表記をご紹介していきます。

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たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。

「つまずく」「つまづく」どっちが正しい?

「つまずく」「つまづく」どちらも間違いではありません。漢字では「躓く」と書き、意味はどちらも「何かにつま先をぶつけて転びそうになること」です。

なぜ2種類の送り仮名があるのかというと「歴史的仮名遣い」と「現代かなづかい」の違いによるものです。

江戸〜第二次世界大戦期までは「つまづく」が使われていたのですが、第二次世界大戦後におこなわれた国語改革により「現代かなづかい」が普及してきた際に「つまずく」に変わりました。

また「躓」の漢字は常用漢字ではないことにも注意が必要です。よって現代では、基本的に「つまずく」の表記を使うのがもっとも無難であると言えます。

言葉の成り立ち

「つまずく」は、元々「爪突く」からきた言葉だとされています。「足の爪で何かを突いてしまった」という様をあらわした言葉ですね。

よって意味から考えると「突く」の送り仮名である「つく」を用いた「つまづく」の方が適切なようにも感じます。当初はそう考えて「つまづく」を使用していたのでしょう。

そんな背景もあって「つまずく」なのか「つまづく」なのか迷いやすい言葉であるとも言えます。

意味と用法

つまずく(つまづく)の意味は「何かにつま先をぶつけて転びそうになること」です。「つまずく」自体には「転ぶ」までの意味は含まれていないことには注意しておくと良いかもしれません。

よって「つまずいて転んでしまった」「つまずきそうだから片付けておいてください」などの用法で使用します。

「つまずく」「つまづく」どちらを使うべき?

文章を執筆するシチュエーション別に、「つまずく」「つまづく」どちらを使うべきかまとめました。

クライアントがいる文章作成の仕事では「つまずく」

例えばWebライターが仕事で執筆する際など、クライアントがいる場合は、基本的に「つまずく」を使うと良いでしょう。

一般的に「躓く」は開く漢字でもありますから、まずひらがなで表記すべきです。さらに現代では「つまずく」が仮名遣いとして適切ですから、あえて「つまづく」を使う必要はありません。

仕事であるなら、より現代に即した一般的な表記を使うと良いでしょう。

広く公開する一般的な文章でも「つまずく」

ブログやWebサイト、一般的な広告、チラシなどで表記する場合も、基本的には「つまづく」を使用しておくと良いでしょう。

あえて「つまづく」を使うと、読者から「間違っているのではないか」と、いらぬ誤解をもたれてしまう可能性があります。

それは本意ではないと思いますので、一般的な仮名づかいである「つまずく」を使うと良いでしょう。

あえて堅い文章を書きたいときは「躓く」

堅い文章、例えば社内の報告書などを執筆する際は、漢字で「躓く」と表記してしまっても良いでしょう。ただし、もちろん「つまずく」でも問題ありません。

なお「躓」は常用漢字ではないため、公用文などでは使用できません。公式な書類の場合は、やはり「つまずく」を使用すると良いでしょう。

古風な雰囲気を出すときは「つまづく」

古風なニュアンスを表現したいとき。例えばあえて「ゐ」などの言葉を使う、「言う」ではなく「云ふ」とあらわす、などの表記を取り入れる場合は、それに合わせて「つまづく」と表記しても良いかもしれません。

「つまづく」以外も歴史的仮名遣で表現して、「あえてこのように表記している」と分かるように使用することをおすすめします。

まとめ

「つまずく」「つまづく」どちらも誤りではありませんが、基本的には「つまずく」の表記を使っておくことをおすすめします。

あえて雰囲気を出したいときだけ、分かった上で「つまづく」を使用すると良いでしょう。

クライアントがいる場合は、その相手にとって違和感がない表記を。そうでない場合は、自身の伝えたいニュアンスをよりよく表現できる表記を使用していって下さい。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。
現在はIT企業でメディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。

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