比喩とは|日本語文法における比喩の意味や種類、具体例

当記事では、日本語文法における「比喩」について解説します。

比喩の種類や用法を具体例を用いながらご紹介しますので、ぜひ文章を執筆する際の参考にして下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webライター、編集者
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

比喩とは

比喩とは、その物事を別の物事に例えて表現する文章術のこと。修辞法(レトリック)の一種で、読者にわかりやすく解説するために用いられます。

例文を用意しました。

例文
  • まるでロボットのような精密さだ。
  • ミスチルをよく聞く。
  • 彼女は活字に目がない。

一番上の文はわかりやすい比喩表現ですが、他の二つはあえて「比喩」としては一般的に馴染みの少ない文を入れてみました。

これらが比喩表現の一種になりますので、違いを理解して正しく使えるようになっておきましょう。

比喩の種類と具体例

それでは、比喩の種類を具体例を用いながら解説していきます。

比喩は「直喩・隠喩・換喩・提喩」の4種類に分けられますので、順番に詳しくみていきましょう。

直喩(ちょくゆ)

直喩は、比喩であることをわかりやすく示した比喩表現です。

例文
  • 朝日を反射する川のきらめきは、まるで宝石のようだ。
  • 例えばこぼした水が元に戻らないように、取り返しのつかないことはある。

このように「まるで〜」「例えば〜」などの言葉を添えながら、物事を直接的に別のものに例える技法を「直喩」といいます。

添え言葉としては、以下のような言葉が用いられます。

「まるで〜」「例えば〜」「〜のように」「〜みたいに」「〜のごとき」

隠喩(いんゆ)

隠喩は、比喩であることを示さずに「例え」を用いる比喩表現です。

例文
  • 彼はこの部署の頭脳だ。
  • このパソコン内のデータは僕の生命線だ。

上記のように「まるで〜」などの言葉を使わず、物事を別のものに例える表現を「隠喩」といいます。

換喩(かんゆ)

換喩は、共通認識のある物事を省略してあらわす際に用いられる比喩表現です。

例文
  • 僕はミスチルをよく聴く。
  • パソコンが得意だ。

上記の文だとそれぞれ「僕はミスチル(の曲)をよく聴く」「パソコン(の操作)が得意だ」と、言葉が隠れています。

共通認識のある言葉では、このように省略するために「換喩」という表現が用いられます。

提喩(ていゆ)

提喩は、物事の中の一部を指して、全体を表現する比喩表現のこと。慣用句的な表現によく使われます。

例文
  • 彼女は活字に目がない。
  • 猫の手も借りたい。

上の文が指す「活字」とは、文字そのものというよりも「小説」や「本」のことを指しています。また次の文の「手」は、要するに「手助け」「助けてくれる人」などを指します。

このように物事の一部分を指す言葉で広い物事を指し示す表現を「提喩」といいます。

比喩を用いる際の注意点

比喩表現は便利な文章術ですが、注意しておきたいこともあります。

ここでは比喩を適切に使うための注意点をまとめました。

読者にとって馴染みのある比喩を用いる

比喩の目的は、その文章で解説したい事柄を読者にもっとわかりやすく伝えることです。つまり読者にとって馴染みがあり、理解できる比喩を用いなければ意味がありません。

例えば読者が中学生なのか、サラリーマンなのか、それによって「例」として伝えるべき事柄が変わってくるはずです。

あくまで「その読者にとってわかりやすく」ということを前提として、比喩表現を考えましょう。

「例え」が失礼に当たらないように工夫する

比喩には、人によっては失礼に当たるような表現になってしまうことも少なくありません。

例えば女性に「まるで男のように力が強い」なんて例えてしまうと、多くの場合失礼に当たります。

わかりやすく解説するためとはいえ、相手が気持ちよく読める比喩を考えて使っていきましょう。

まとめ

比喩は、その文章で伝えたいことをわかりやすく説明するのに便利な文章術です。

ぜひ適切に使えるようになって、より良い文章を書いていきましょう。

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この記事を書いた人

ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、撮影、画像編集と、なんでもやってるwebライター兼編集者。個人ブログ「北海道ログ」で生活費を稼ぎながら、IT関連の事業会社にてWEBメディアの運営責任者として勤務。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、当サイト「文亭」を運営している。

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