「関心」と「感心」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「関心」と「感心」の違いについて解説します。

簡単に言えば「関心」は興味が湧いた状態、「感心」は心が動かされた時に使うと良いでしょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「関心」と「感心」の違いと使い分け方

「関心」と「感心」には、下記の違いがあります。

  • 関心:物事に対する興味があること。「もつ」もの。
  • 感心:立派なことに心動かされること。「する」もの。

例えば誰かがボランティア活動をしていた場合、その行動に「良い人だなあ」と感じたなら「彼に感心した」とあらわします。ボランティア活動をしている理由や背景が気になる場合は「彼の行動に関心を持った」となります。

「感心」は、いわば「”心”が”感”動した」と考えれば、使い分け方を覚えやすいかもしれません。

各言葉の持つ意味を理解した上で、適切に使い分けていきましょう。

「関心」の意味と用法

「関心」の意味は、下記の通りです。

  • 心にかけること。気がかり。特に、興味をもって、注意すること。

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 本を読んで政治に関心を持った
  • 無関心を装う
  • 彼女の目下の関心事は今日の晩御飯だ

何かしら興味がある状態を「関心」とあらわします。

「感心」の意味と用法

「感心」の意味は、下記の通りです。

  • りっぱな行為や、すぐれた技量に心を動かされること。心に深く感じること。
  • (逆説的に用いて)あきれること。びっくりすること。

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 彼女の勇気ある行いに感心した
  • いきなり遅刻とは感心しないな
  • 彼は毎日休まず練習しているが、感心なことだ

感心は、心が揺れうごいたときに使う言葉です。

まとめ

「関心」と「感心」は、漢字の意味を考えていくと使い分けがしやすい言葉です。

興味を持った時は「関心」を。感情が動かされた時は「感心」を使うと良いでしょう。

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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