この記事では「関心」と「感心」の違いについて解説します。
簡単に言えば「関心」は興味が湧いた状態、「感心」は心が動かされた時に使うと良いでしょう。
なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。
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「関心」と「感心」の違いと使い分け方
「関心」と「感心」には、下記の違いがあります。
- 関心:物事に対する興味があること。「もつ」もの。
- 感心:立派なことに心動かされること。「する」もの。
例えば誰かがボランティア活動をしていた場合、その行動に「良い人だなあ」と感じたなら「彼に感心した」とあらわします。ボランティア活動をしている理由や背景が気になる場合は「彼の行動に関心を持った」となります。
「感心」は、いわば「”心”が”感”動した」と考えれば、使い分け方を覚えやすいかもしれません。
各言葉の持つ意味を理解した上で、適切に使い分けていきましょう。
「関心」の意味と用法
「関心」の意味は、下記の通りです。
- 心にかけること。気がかり。特に、興味をもって、注意すること。
(出典・参考:デジタル大辞泉)
具体的な用法は下記の通り。
用例
- 本を読んで政治に関心を持った
- 無関心を装う
- 彼女の目下の関心事は今日の晩御飯だ
何かしら興味がある状態を「関心」とあらわします。
「感心」の意味と用法
「感心」の意味は、下記の通りです。
- りっぱな行為や、すぐれた技量に心を動かされること。心に深く感じること。
- (逆説的に用いて)あきれること。びっくりすること。
(出典・参考:デジタル大辞泉)
具体的な用法は下記の通り。
用例
- 彼女の勇気ある行いに感心した
- いきなり遅刻とは感心しないな
- 彼は毎日休まず練習しているが、感心なことだ
感心は、心が揺れうごいたときに使う言葉です。
まとめ
「関心」と「感心」は、漢字の意味を考えていくと使い分けがしやすい言葉です。
興味を持った時は「関心」を。感情が動かされた時は「感心」を使うと良いでしょう。
シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。