「辞典」と「事典」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

「辞典」と「事典」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「辞典」と「事典」の違いについて解説します。

簡単にまとめると、文字や言葉そのものについて解説している書籍が辞典。特定のジャンルについての知識や情報を整然とまとめた書籍が「事典」だと覚えておくと良いでしょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「辞典」と「事典」の違いと使い分け方

「辞典」と「事典」には、下記の違いがあります。

  • 辞典:言葉や文字に関する説明が載った書籍
  • 事典:特定の分野にフォーカスした情報や説明が載った書籍

具体的に「辞典」とつくのは、例えば「国語辞典」「英和辞典」などです。言葉に関する知識が掲載された書籍は「辞典」と覚えましょう。

一方で「事典」とつくのは、例えば「植物事典」「動物事典」「キャラクター事典」など。なにかの分野に特化して、整然と情報がまとめられたような書籍が「事典」だと覚えると、わかりやすいはずです。

また「辞書」という言葉も存在しますが、これは「辞典」の同義語として使われています。しかし「事典」に対応しそうな「事書」という言葉はありませんので、一応注意しておいてください。

「辞典」の意味と用法

「辞典」の意味は、下記の通りです。

  • 言葉や物事、漢字などを集め、その品詞・意味・背景(語源等)・使用法(用例)・派生語・等を解説した書籍
  • 辞書(じしょ)・字引(じびき)とも言う。

(出典・参考:Wikipedia)

「辞典」の例は、下記の通りです。

「辞典」の例

「国語辞典」「古語辞典」「英和辞典」「方言辞典」「類語辞典」「ことわざ辞典」「流通用語辞典」など

言葉の意味や、文字の解説に特化している書籍を指します。

「事典」の意味と用法

「事典」の意味は、下記の通りです。

  • 物や事柄を表す語を集めて一定の順序に並べて説明した書物

(出典・参考:日本大百科全書(ニッポニカ))

「事典」の例は、下記の通りです。

「事典」の例

「百科事典」「日本の城事典」「ミリタリー事典」「歴史事典」「配色事典」など

なお似たジャンルの書籍である「図鑑」には、一般的に絵や写真が豊富に掲載されています。「事典」は文字情報を中心にでまとめられたものだと考えておきましょう。

まとめ

「辞典」と「事典」の使い分け方はシンプルです。

  • 辞典:言葉や文字に関する説明が載った書籍
  • 事典:特定の分野にフォーカスした情報や説明が載った書籍

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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