「意外」と「以外」の違いとは?意味や用法、使い分け方を解説

この記事では「意外」と「以外」の違いについて解説します。

簡単にまとめると、予想外な時や想定していなかった事態に対しては「意外」を。なんらかの対象と別のものを指すシーンでは「以外」を使うと良いでしょう。

なお、こういった言葉を「同音異義語」と言います。間違いやすい同音異義語は下記の記事にまとめてありますから、併せて参考にしてみて下さい。

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\ この記事を書いた人 /

たくろー
Webディレクター
ライティングから編集、校正、ディレクション、SEO対策、アクセス解析、撮影、画像編集、Web制作と、なんでもやってるwebディレクターです。
現在はIT企業でインハウスSEO担当兼、メディア運営責任者・編集者として働きながら、札幌でWebライティングの講師として活動。「良いWebライターが増えれば仕事が楽になるなぁ」と思いながら、一人でひっそりと文亭を運営中。著書『Webライターが書いてはいけない文章28選』

「意外」と「以外」の違いと使い分け方

「意外」と「以外」には、下記の違いがあります。

  • 意外:思っていた状態と違っていること
  • 以外:ある物事を除くこと

例えばお酒が好きな上司が、実はワインだけは苦手だと知り「意外」に思った。ワイン「以外」なら何でもいけるクチだよ。といった使い分け方ですね。

なお「意外」は「意外だ」「意外です」と、それ単体で使う言葉です。一方で「以外」は「●●以外」といったように、除きたい対象のあとに使いましょう。

「意外」の意味と用法

「意外」の意味は、下記の通りです。

  • 考えていた状態と非常に違っていること。また、そのさま
  • 以前に考えていたことと異なる様。案に相違し驚きを呼ぶさま

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 日頃大人しい彼女の意外な一面を見た
  • 意外な展開に驚きを隠せない
  • 初めて異国の料理を口にしたが、意外と食べやすかった

「予想に反していた」「思っていたのと違った」と、感想や主観を論じるときに使います。

「以外」の意味と用法

「以外」の意味は、下記の通りです。

  • ある範囲の外側
  • (他の名詞や動詞に付いて)それを除く他の物事

(出典・参考:デジタル大辞泉)

具体的な用法は下記の通り。

用例
  • 夜ご飯はカレー以外なら何でもいい
  • この部屋は関係者以外立ち入り禁止です
  • それ以外の選択肢はないのですか

原則として「◯◯以外」と、他の言葉とくっつけて使うことになります。

まとめ

「意外」と「以外」は、意味がまったく異なる言葉です。

そこまで間違えることもないとは思いますが、予想外な時や想定していなかった出来事に対しては「意外」を。何かを除きたいシーンでは「以外」を使うと良いでしょう。

シーンごとに、より適した表現を使っていって下さい。

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