今回はWordPress向けのレンタルサーバーの中から、実際に使ったことのあるおすすめサービスを厳選してご紹介します。
初心者向けのレンタルサーバーだけでなく、中級者、上級者、大規模サイト向けに分けてまとめましたので、サーバー選びの参考にしてみてください。
コノハウィング

使いやすさバツグン、独自ドメイン2つが永久無料。初心者から上級者まで使えるイチオシサーバーです。
エックスサーバー

ど定番のレンタルサーバー。独自ドメイン一つ無料、10日無料体験あり。個人にも法人にもおすすめ。
シン・レンタルサーバー

スピードにこだわりのあるレンタルサーバー。アダルトサイトも運営できて、使いやすくリーズナブル。
※この記事はPRを含む内容になっています。本ページのリンクからサービスへとお申し込みいただくことにより、当サイトへと広告料が発生する場合があります。
WordPress向けレンタルサーバー比較表
レンタルサーバー比較 | 初心者向け![]() ![]() コノハウィング | 初心者向け![]() ![]() エックスサーバー | 初心者向け![]() ![]() シン・レンタルサーバー | 中級者向け![]() ![]() ラッコサーバー | 中級者向け![]() ![]() ミックスホスト | 中級者向け![]() ![]() カラフルボックス | 上級者向け![]() ![]() さくらのレンタルサーバ | 上級者向け![]() ![]() IQサーバー | 大規模向け![]() ![]() AWS | 大規模向け![]() ![]() GCP |
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月額料金 | 652円〜 | 990円〜 | 770円〜 | 440円〜 | 990円〜 | 528円〜 | 128円〜 | 153円〜 | 従量課金 | 従量課金 |
無料独自ドメイン | 2個 | 1個 | 1個 | なし | 1個 | 1個 | 1個 | なし | なし | なし |
ジャンル制限 | アダルト不可 | アダルト不可 | アダルト可 | アダルト不可 | アダルト可 | アダルト可 | アダルト不可 | アダルト不可 | 制限なし | 制限なし |
WordPress設置 | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 普通 | 普通 | 難しめ | 簡単 | 難しめ | 難しめ |
コンパネ設定 | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 難しめ | 難しめ | 簡単 | 難しめ | 難しめ | 難しめ |
メモリ | 8GB〜 | 8GB〜 | 8GB〜 | 2GB〜 | 8GB〜 | 2GB〜 | 不明 | 不明 | 設定による | 設定による |
ストレージ | 300GB〜 | 300GB〜 | 300GB〜 | 100GB〜 | 300GB〜 | 150GB〜 | 100GB〜 | 450MB〜×IP数 | 設定による | 設定による |
無料体験 | なし | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 30日返金保証 | 30日間 | 2週間 | 10日間 | 750時間 | 300$分 |
公式 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
WordPress向けレンタルサーバーの選び方


WordPressを運営するにあたり、レンタルサーバーを選ぶ際には下記4つのポイントを気にしてみてください。
- WordPress設置の簡単さ
- コントロールパネルの使いやすさ
- 運営ジャンルの制限
- 料金
WordPress設置の簡単さ
サーバーにWordPressを設置する手順の簡単さは、まず一つ目に見るべきポイントです。
だいたいどのサーバーも「1ボタンで設置できる」といった打ち出しにしていますが、その実細かな設定(DNSゾーンの作成や設置ディレクトリの設定など)が必要なサーバーもあれば、本当にほぼ1ボタンで設置できてしまうサーバーまでさまざまです。
WordPressの設置が本当に簡単なレンタルサーバーを、初心者向けとしてご紹介しています。
コントロールパネルの使いやすさ
細かい操作がわかりやすいコントロールパネルになっているか否かは、初心者にとって重要なことです。
WordPressを設置したあとは、レンタルサーバーではさまざまな作業をおこないます。たとえば独自ドメインの管理や、独自ドメインをつかったメールアドレスの管理をすることがありますし、サーチコンソールを設置するときにはDNS設定を触ることもあります。
初心者にはそういった細々した作業がわかりやすいサーバーがおすすめです。
運営ジャンルの制限
レンタルサーバーごとに、運営するWebサイトのジャンルに制限が加えられている場合があります。
おもに「アダルト」「出会い」の関連ジャンルが対象になりますから、これらのジャンルに該当するサイトを運営する予定がある場合、アダルト可のサーバーを選ぶと良いでしょう。
人気どころでは「シン・レンタルサーバー」「カラフルボックス」「ミックスホスト」がアダルト運営可です。
料金
最終的に甲乙つけ難いレンタルサーバーが複数ある場合は、料金で比較しましょう。どのレンタルサーバーも、契約期間が長くなるほど割引が入りますから、できるだけ長い期間で検討することをおすすめします。
なおWebサイトを運営するなら、短くても1年くらいの期間はコミットしなければなかなか結果が出ません。あくまで個人的な所感ですが、まずは1年くらいのプランで検討してみて、続けられそうであれば次回はもっと長い期間で契約していくと良いでしょう。
WordPress初心者向けレンタルサーバーおすすめ3選


まずはWordPress初心者におすすめのレンタルサーバーをご紹介します。
ここでご紹介する3つのレンタルサーバーは、操作性が分かりやすく、また安いプランでもスペックが必要十分で優秀なサーバーです。
なにかこだわりがなければ、基本的にはここから検討してみてください。
コノハウィング


コノハウィングは、GMO社が運営するWordPress向けレンタルサーバーです。
WordPress設置方法はもちろん、細かな設定をおこなうコントロールパネルがとても分かりやすく、初心者がWordPressブログを始めるのにピッタリ。DNSやphp.ini、htaccessなどサイトを運営している中で調整したくなるニッチな項目の設定もわかりやすく、マイナスな点が見当たりません。
独自ドメインも永年無料で2つ使えますので、まず検討してみていただきたいレンタルサーバーです。


エックスサーバー


エックスサーバーは、WordPress運営においてド定番のレンタルサーバーです。
運営歴も長く、操作性も良く、個人・ビジネス問わずよく使われている間違いのないレンタルサーバーです。筆者もビジネス用で構築しているWordPressサイトをAWSからエックスサーバーへ移転したことがあるほど信頼しています。
個人利用なら最安の「スタンダードプラン」で十分なスペックですし、しかも10日間無料で使えるのも魅力です。迷う場合はまずエックスサーバーを試してみて、問題なければそのまま使う形が良いかもしれません。
シン・レンタルサーバー


シン・レンタルサーバーは、エックスサーバー社が運営するあらたなレンタルサーバーです。
大きな違いとして「アダルトサイト運営可」という特徴がありますので、アダルトブログなどを運営したい初心者にはシン・レンタルサーバーがもっともおすすめです。操作性もエックスサーバー同様に分かりやすく、サーバースペックも十分。
定期的に大幅な値引きキャンペーンが開催されていますので、その観点でも要チェックです。


WordPress中級者向けレンタルサーバーおすすめ3選
次に、おすすめではあるものの少し癖のあるレンタルサーバーをご紹介します。
とくにサイト売却に興味がある方、アダルトサイト運営を検討している中級者の方は、以下のサーバーをチェックしてみてください。
ラッコサーバー


ラッコサーバーは、サイト売買やラッコキーワードなどさまざまなサービスを展開する「ラッコ株式会社」が運営するレンタルサーバーです。
最安プランはかなりリーズナブルに使えるのはメリットですが、1サイトしか設置できず、スペックも最低限です。RK2以上のプランになると、他のレンタルサーバーよりも少々割高になりますので、その点で中級者向けとしました。
ラッコサーバーで運営していれば、そのまま簡単にサイト売買へとまわせますので、売却も視野に入れて運営したい方にはとくにおすすめのレンタルサーバーです。
ミックスホスト


ミックスホストは、元アフィリエイターが運営するアダルト可のWordPress向けレンタルサーバーです。
基本的なスペックなどは問題ないのですが、コントロールパネルに「cPanel」が採用されており、初心者にとっては少々複雑です。きちんと手順を見ながらでなければDNS設定やドメイン設定に迷う可能性が高いため「中級者向け」としました。
とはいえ30日間の返金保証がありますし、値引きキャンペーンも頻繁におこなわれますので、コスパ的にはかなりおすすめのレンタルサーバーです。
カラフルボックス


カラフルボックスも、ミックスホストとほぼ同じ仕様でアダルト可のレンタルサーバーです。
「cPanel」が採用されていますので、操作性はほぼミックスホストと同様。カラフルボックスの特徴としては、西日本と東日本にデータセンターを分けて設置している点が挙げられ、バックアップの観点で安心感があります。
少し後発サービスということもあって値引きキャンペーンを頻繁におこなっており、また30日は無料で使えますので、試してみてはいかがでしょうか。
WordPress上級者向けレンタルサーバーおすすめ2選
次に、少し使い勝手にクセがある上級者向けのレンタルサーバーをご紹介します。
さくらのレンタルサーバ


さくらのレンタルサーバは、さくらインターネット社が運営するWordPress向けレンタルサーバーです。
仕様としてはその他のレンタルサーバーと変わらず、最低プランの費用がかなり安いのはメリットですが、WordPress設置の手順が複雑なので上級者向けとしました。
とくにデフォルト設定ではディレクトリ直下にWordPressを運営できず、たとえばトップページが「https://www.fumitei.jp/wp/」などになってしまいます。これを「https://www.fumitei.jp/」で運営するには、複雑な設定が必要になります。
少々複雑な設定をクリアできる見込みがあり、価格重視でWordPress向けレンタルサーバーを選びたい方におすすめです。
IQサーバー


IQサーバーは、国内で使える代表的なIP分散サーバーです。
SEO対策上のリンクビルディングにおいて、各リンク元サイトのIPが同一ではなく違った方が良いという思想があります。自演リンクを含めたグレー・ブラックなSEO対策をする場合に、こういったIP分散サーバーが使われることがあります。
WordPress設置自体は簡単ですが、ネームサーバー設定が初心者には難しい可能性があり、また初心者には縁がないであろう用途で使われますので、上級者向けとしています。
IPが3個や10個でまとめ売りされており、また国内IP・海外IPから選べる仕様になっていて、サテライトサイト構築におすすめのサーバーです。


大規模WordPressサイト向けレンタルサーバーおすすめ2選
最後に、大規模なWordPressサイト向けのレンタルサーバーもご紹介しておきます。
たとえばログイン後の機能もつけたい場合、コミュニティサイトも併設して運営する場合などは、より大規模な負荷に耐えられるサーバーを使う場合があります。
国内では主にAWSかGCPいずれかが使われますので、参考までに知っておいてください。
AWS(Amazon Web Service)


AWSは、Amazonが運営するクラウドサービスです。AWS内にRDS(データベース)やS3(ストレージ)などさまざまなサービスがあるのですが、一般的にはその中の「Amazon EC2」に「KUSANAGI for AWS」でWordPress用サーバーを構築してWordPressを運用します。
EC2はデータ容量やアクセス量によって自動的に料金が可変しますので、集客しすぎてパンクするようなことがほぼなく、安定した運営を実現できるのがメリット。
その分、一般的なレンタルサーバーと比べて大幅に費用が上がる傾向にありますので、大規模サービス向けとしています。
GCP(Google Cloud Platform)


GCPは、Googleが運営するクラウドサービスです。AWSと似たようなサービスになっていますが、WordPressの設置手順が比較的簡単です。
Google Domainsでドメインも管理できたり、FireBaseなどアプリ用のSDKも用意されていたりと、Webサービスまわりの関連サービスが充実していますので、AWSより好む開発者が増えてきている印象です。
WordPressサイトを大規模に運営するなら、AWSかGCPいずれかで検討することになります。
まとめ
これからWordPressによるサイト運営を始める初心者や、詳しい専任担当者のいない法人であれば、基本的にはConoHa WING、エックスサーバー、シン・レンタルサーバーのいずれかを選んでおけば間違い無いかと思います。
そのほか、必要に応じて今回ご紹介したレンタルサーバーを検討してみてください。

